草加せんべいの老舗、まるそう一福&塗装職人物語
最近は、お母さん方もよく勉強されて、
「外壁塗装は3度塗り」
「塗った塗料の乾燥時間は夏場3時間冬場8時間」
と、こんなことを物知り顔で話すお母さんも時々、
お見えになります。
そのように
お母さん方の外壁塗装に対する見る目が厳しくなってきているのですが、
3度塗りの回数をごまかす業者はまだまだ、少なくありません。
さらに、
お母さん方の目が外壁屋根塗装に向けられているそのスキを狙って、
付帯物塗装(ふたいぶつとそう)も
手を抜く業者がいることをお母さん方は案外、知りません。
◆付帯物って、どこ?
外壁塗装の場合、
付帯物と言うのは、雨とい・雨戸・破風板・その他
鉄や木の部分のことを言うのですが・・
たとえば、
塩化ビニール製の雨とい。
これはまず、ペーパーをかけて、
塗料の密着が良くなるように細かいキズを入れます。
そして、
雨といに対して密着性のいい塗料を2度塗りします。
そうしないと、2年ほどで剥がれてきてしまうからです。
鉄や木の場合は、下塗りを含めて3度塗りです。
しかし、
面積は小さくても、細かい部分の塗装なのでけっこう手間がかかり、
お客様の目があまり向けられていないので、
塗り回数を減らしたり、手を抜きやすいポイントでもあるのです。
◆細かいところほど、キッチリと!
さらに、
付帯物に塗った塗料は外壁と比べると早く痛んでくるので、
外壁と同じように、
いえ、外壁以上に手間をかけて作業するべきなんですね。
私たちのような職人直営の専門店では、
どの部分の塗装であっても気を抜くことはありませんが、
住宅塗装の実績が少ない下請けの業者さんが来てしまえば、
これらをいくらお母さん方が頼んでも、
やってくれないとよく聞くことがあります。
そうなると・・・
結局のところ、
良いリフォームは、業者さん選びに行きつく。
私たち職人から見てもそう感じます。