塗り替え後、瓦が変形した?
前回の続きです。
後藤坂氏はこう話をしています。
合板・ビニルクロスで囲まれた今までの家は、
ひどい言い方をすれば、
ビニルハウスのような空間に近かったのです。
そんなことはない。
今どきの家には、オート換気システムなどがあるじゃないか。
と言う方もいるはずです。
ところが、
昔の家は隙間風が吹き込むから夏でも涼しかったとか、
そういうワケだけではありません。
そうではなくて、
昔からある本物建材を使った家は、
生きている家だったのです。
つまり、
呼吸をする家だったのです。
家が呼吸をする?最近よく聞くけど、
どういうことなのか分からない、
という方がいるかもしれませんので、
ここでご説明いたしましょう。
クロスというのは、
そもそもCLOTH(クロース)という文字のとおり布でした。
それをコスト削減して作れないか、と作られたのが、
現在よく見る壁紙、クロスです。
そして、
フローリングというのは、要するに昔は全て無垢材が基本でした。
それを真似して作ったのが、現在の合板のフローリング。
昔の無垢フローリングと布クロスの場合、
湿気の多いときには、湿気を吸い込み、
逆に乾燥しているときには、
湿度を放出する作用があったのです。
これが家が呼吸をする様子で、
昔の家が快適だと感じる理由だったのです。
ところが・・・
最近のお母さん方が選ぶ家は、
昔ながらの機能を備えた、今風の家。
それは夏涼しくて、冬暖かく、
さらにはおしゃれで、デザイン性も豊か、
さらに長く健康に暮らせる家。
もちろん、
値段もそこそこ、手抜きをしない工事で。
つまり本物の家を選ぶお客様が増えてきているのです。
そして・・(つづく)