決算書と顧問税理士と経営指導、建設会社の事業再生と赤字からの脱出、経営コンサルタント
《現場での再生支援実務》
四国地方の100年続く老舗建設会社、社長は4代目、完工高は最盛期の10分の1、
ここ10年で1期だけ営業黒字、3年のリスケ、公共工事の入札ランクもダウン、
社長も含め60歳以上の社員が8割以上、
しかし、債務超過ではなく過去の経営者の能力のおかげで、
完工高の3倍の負債も資産売却すればチャラにできるかも?
銀行からは、この会社をなんとかならないか?...
数年前までコンサル事務所も入っていたみたいだが、
廃業されたらどうですか?、と、契約解除になった様子(>_<)
建設業で役に立たない限界利益と営業強化(公共の受注メイン)と、
訳のわからない机上の空論の電卓作文理論ではあったみたい。
社長は危機を感じていない、なので、続けたい。
40年勤務の経理部長は、今の社長では営業も社内統制も取れないし、
コンサルが入っても、また、きっとダメでしょう?
う~ん、どうするか?
銀行さんにも社長さんにも、
・本当は廃業した方が良い(社長の考えや行動が変化ないなら)
・今の借入金は返せない、PLの黒字化が精いっぱい
・高齢社長と社員の会社の再生は、かなり時間が必要
・危機感のない謎の自信をもつ社長に、過去最大級の雷を!
・高齢の社員と社長の会社なので、半年指導して、変化がなければ、コンサル料がもったいないのでやめる!
それでよければ、やってみますという返事をした。
(銀行は私がやらないなら、他に建設業の伴走型実効支援ができる専門家を知らないので、
どうも保全と回収に舵をきるような厳しい状況)
さてさて、どうなることやら???
会社も100社100通り、再生再建現場で与えられる課題も100社100通り。