運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
~ コンサル・BK VS 経理部長・顧問税理士 ~
金融機関の融資シェアがメイン90%の企業さんがずーっと赤字。
どうにかならないか?
というようなことで、公的な経営相談で1年、
そして補助金を利用しての経営改善計画書の作成とコンサルによる並走の経営改善指導。
社長が経理にノータッチなので、
長年にわたって経費?
固定費が使い放題。
販管費の比率が40%にもなるような状況、
つまり、最低でも粗利益率が40%以上も必要な建設会社に…
厳しく指導するコンサルの固定費の削減に、
いじめられているみたいに顧問税理士に泣きつく経理部長。
そしたら、
経営改善計画書の作成の場面に重鎮の税理士先生が登場。
ダメなものはダメ、
できていないことはできていない、
そう言っているコンサルに、
「高圧的だ!」
「そんな指導の方向性や結論は企業が出すべきものだ!」
はい、その通りですな。。。
こんな顧問税理士には、
ちょくちょく出会うので、
『ならば、固定費削減や経費削減の代案を出してください!』
『先生のところも認定支援機関なので、
コンサルの手法が気にいらないのであれば、
先生の立派な事務所で代わりに計画書を作成していただければいいんですよ?』
『顧問税理士は企業のお医者さんだというのであれば、
何年も前からこの状態は把握できていたんでしょうから、
なにかしらの素晴らしいアドバイスをしたんでしょうね?』
『企業によくなってほしいと思う気持ちは、先生も私も同じです。』
『ともに一緒に企業に指導していきましょうね。』
ということで、
丸く話をおさめて、
計画書の作成業務です。
経理部長も、
この再生コンサルに大先生も太刀打ちできないのだということで、
計画書の目標値を真剣に考え取り組む姿勢ができてきました。
上から偉そうに言えば、
コンサルごときは怯むかと思ったかもしれませんが、
そもそも再生現場の修羅場の数が違いますがな!
先生の顔をつぶしてしまわないことができるようになった、
ちょっと大人になったオッサンでした。