運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
昨日は山陰地方の金融機関で、
建設業の事業性評価や支援実務についてのセミナー講師でした。
金融機関の取引先で実際に支援やアドバイスを行った事例から、
いろんな話をさせていただきました。
・建設業で試算表を見ても意味のないこと!
・時間軸から資金コントロールすることの大切さ!
・再生会社は選択と集中などという机上の空論では再生・再建できないこと。
・人が変われば数字は変わること!
・時には支店長が厳しい言葉を発して、現実を理解してもらうことの大切さ!
伝わったかどうかは不明ですが、
現場での実務の話をさせていただきました。
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ずーっと、現場で建設業の事業再生をやっていて不思議に思っていることがある。
最近少しだけ霧が晴れてきている。
日本の事業再生は机上の空論である。
なぜか? 会計のルールや知識からスタートしているから…
終わったこと、止まっている、
そんな数字を基準にいろんなことが組み立てられる(財務DD、事業DD、経営改善計画書)
...
そのことは血(カネ)が綺麗かどうか?
つまり血圧(赤字・黒字)が正常化どうかという判断指標である。
その前に、血(カネ)が流れているかどうか?
そのことの方がより重要であるのに、
血(カネ)を流すために手法が話されることが少ない。
血が正常に流れるようになれば行きつづけっれるし血も綺麗になる。
だから、
私は選択と集中などということを負債比率も考えないで
机上の空論を言う電卓コンサルが嫌いである。