運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
先週、2度目の九州遠征であった。
前回は秋に訪問し、商工会で建設会社向けのセミナー講師を務めた。
今回の初日は…
商工会連合会で、建設会社の経営者向けに話をさせていただいた。
誰も眠らず、誰も話をせず、誰も席を立たず、話を聞いていただいた。
地元のNHKも取材に入り、TVのニュースで流れたらしい(^_^;)
それだけ基幹産業としての認識が高いということであろう。
今回の2日目は…
県庁で、銀行員、商工会の経営指導員、行政の職員の方々に、
業種別再生支援のポイント(建設業)という研修会の講師を務めた。
実際の事例をもとに、グループでの事例研究、
その後に講演をさせていただいた。
今度は、地元の新聞社が取材に来ていた。
私は・・・
電卓・分析・作文の経営コンサルタントではない。
それが事業再生だと勘違いをしている専門家も少なくない。
銀行交渉や経営改善計画書の作成や銀行交渉が、再生実務だと思っている方も多く存在する。
確かに大切なことだが、現場に向き合うごとに、その難しさに気づくことがプロである。
私は・・・
歴史・制度・新分野を薦める経営コンサルタントではない。
SWOT分析やコーチングやランチェスター経営を語っても企業は再生・再建しない。
ましてや、スクラップ記事コンサルタントはダメである。
新聞記事や雑誌の記事を読んで伝える経営コンサルタントのことである。
マーケティングや戦略と再生・再建は違う。
医療に例えるなら、漢方薬やサプリメントを薦めているのと手術をすることの違いである。
再生・再建の現場では…
時には死(倒産)と向き合うこともある。
コンサルタントが医者だとするならば、緩和医療ということになる。
早期発見できずに、ガンが進行し、助からない会社もある。
「私にかかれば何でも大丈夫です」そんな神の手のようなブラックジャック発言をする、
詐欺のような経営コンサルタントも存在をするので注意をしていただきたい。
商工会の経営指導員の方は大変だと思う。
そんな方々に、少しでも、私の話は役に立ったであろうか?
銀行員の方々に理解をしていただけたであろうか?
建設業経営の実態を・・・
何でもいい、いい出会いをしていただきたいと思う。