運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
これからの下半期は建設会社は繁忙期になります。
一年前、二年前、お会いした時には、
受注がない、お金がない、資金繰りがまわらない、
そんな状況だった建設会社さんが忙しくなり、
訪問スケジュールの変更を言われるケースがあります。
変な話ですが…
私は良いことだと思います。
再生・再建を中心に行動する経営コンサルタントです。
私に会うことより、見積りや現場の業務が忙しいことは良いことだと思います。
再生・再建の企業さんへの訪問で、何が嬉しいタイミングかというと、
訪問して天気や健康などのありふれた世間話をする時です。
今月末の資金繰りは?
これからの受注は?
銀行との交渉は?。状況は?
こんな話をすることがなくなって、天気や健康や家族の話をする。
どの建設会社や運送会社さんにも、そうなってほしいと思います。
決算書を眺めて分析して、電卓を叩いて作文を書く、そんな電卓・作文の机上の経営コンサルタントさんには、理解のできない嬉しい瞬間です。
財務DD、事業DD、経営改善計画書を書く先生方でも、プロフェッショナルな先生は皆さん現場に行かれます。
事務所で計画書や資金繰り表や借入明細表を預かって、電卓・作文を仕上げても?。
それがプロフェッショナルな仕事だと勘違いしてる経営コンサルタントさんには、わからない現場の実務の難しさのレベルの話だと思います。
良いところも、悪いところも、
現場に行かないと見えてきません。
そのことをもとに、書類を仕上げることがプロフェッショナルな再生実務家の仕事です。
顧問先さんが忙しくなり、再生実務家に会う時間が十分にとれない、
再生・再建の途中であっても、いい流れだと思います。
出口?。卒業?。
早くそんな状況が生まれてほしいものです。
雑感でした(^^)