運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
*** 公共工事/請負額に地域差広がる/中国、四国の伸び悩み鮮明 ***
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東日本大震災の復旧・復興工事が東北で本格化する中で、地域ブロック別の公共工事請負額に地域差が広がっている。東北ブロックの請負額が1月から順調に増加している一方で、中国、四国、近畿ブロックは毎月の積み上げ幅が伸び悩んでいる。1月から8月までの累計請負額は、中国、四国ブロックが前年同期を下回り、公共工事の発注の伸び悩みが鮮明になっている。
北海道建設業信用保証、東日本建設業保証、西日本建設業保証の3社が毎月、公表している「公共工事前払金保証統計」をもとに、日刊建設通信新聞社が1−8月の累計請負額をまとめた。公共工事は、国のほか、独立行政法人、都道府県、市区町村、地方公社などを含む。
東北ブロックは、1月単月の請負額が713億3300万円で、九州の798億5200万円より少なかった。2月単月も914億9700万円で、中部の925億8900万円より少ない。ただ、3月に入ると単月で2500億円台にまで急伸し、その後は毎月、1000億−2000億円台が続き、東北の1−8月の累計請負額は1兆3937億1600万円に達した。
2月単月の請負額が東北より多かった中部は、3月に1500億円台になり、その後も1500億円台が続き、東北との差が開いた。近畿は、1月単月が628億7500万円で関東、九州、東北に次いで4番目だったものの、12年度に入り、毎月の積み上げ幅が伸び悩み、8月単月では986億1700万円で1000億円を割り込み、累計で中部や九州に引き離されつつある。
九州は、1月単月で関東に次ぐ2番目だったが、4、5月の請負額が伸び悩み、累計が近畿より低い5番目となった。ただ、7、8月の単月請負額が1400億円台に達し、累計では中部に次ぐ4番目にまで回復した。
四国は、1月単月が229億1000万円で、3月から8月まで毎月、3000億−4000億円台が続き、東北との差は毎月、広がり続けている。中国も、毎月コンスタントに5000億−8000億円台の請負額となっているものの、東北などの伸び率に及ばず差が開いている。この結果、9ブロックのうち、中国、四国の両ブロックだけ1−8月累計が前年同期の請負額を下回った。
東北は、東日本大震災からの復旧・復興工事によって、他の地区よりも多い請負額が毎月、積み上がっている。ただ、他の地区の積み上がり方が小さく、地域差が月ごとに広がり続ける格好だ。
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厳しい状況である。
中国・四国の建設業者は何をすればいいのか???
社長は考えなければならない。
これから、どうするのか?