運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
*** 人と企業の再生「大切なものを守るために!!」 ***
『子供の頃より憧れた仕事。ずっと続けようと思ったのに、勤めてたった半年で終わりだなんて』数年前にある破産・廃業した建設会社で、社員さんから言われた言葉。涙が出ました。これが私の仕事の原点にあります。大切な物、夢、家族を守るため、こんな思いをする人が一人でも少なくなるよう経営者に思いを伝え、お手伝いするのが私の役割です。
大切な物を守るため、生活を、仕事を維持する必要があります。社会に貢献する、地域発展に寄与する‐会社にはこんな経営理念が掲げられています。非常に大切なことです。しかし、一番身近にある社会は、従業員であり、家族であることを常に意識し、それらを守る必要があります。
経営は経営者に託された役割です。経営者はその最前線に立っています。同様に営業担当者にも、現場担当者にも役割があります。役割が異なるだけで、誰が偉いというわけではありません。それぞれが自分の役割を果たすだけのことです。このことを理解して従業員を大切する意識を持てば、従業員もその意識に応え、会社は大きく変わるものです。意識の持ち方で会社は活性化し、自ずと順調に回っていくものです。そして、一番身近にある社会が活性化し、生活が充実し、夢が継続され、大切な物を守ることができます。
もちろん、意識改善だけですべてが上手くいくわけではありません。しかし、すべては意識が根底にあるものです。まずは意識改善を行うことが大切な物を守る第一歩です。意識改善の大切さ、従業員を思いやることの重要性を常日頃から経営者にお伝えすることが私の役割だと考えています。
大切な物を守るための意識改善ができれば、現実的な対応もできます。まず、会社を継続するためには、黒字を出すことが必要です。黒字を出すには、売上を増やし、経費を少なくすることです。普段から意識していることです。しかし、意識が変わればその効果は全く違います。当り前のことを、当り前に行えばいいのです。
売上を増やすために何をやっていますか?。売上を作るのは営業の役割だと思っていませんか?。営業には営業の、経営者には経営者の、現場には現場の売上の作り方があります。きちんと役割を果たせば売上は増えます。
経費はどうでしょうか?。現場経費は本当に最小ですか?。自分に言い訳をしていませんか?。資材が遅れた、天候不順だったなどの理由で工期が延びる話を聞きます。資材を少し早く発注することは出来なかったのでしょうか、計画段階で予測できないほどの天候不順だったのでしょうか?。工期が延びれば、人件費が増加します。意識の持ち方ではないでしょうか?。売上に対するたった数%の経費が削減できれば、黒字になる会社はたくさんあります。数10%ではありません。たった数%です。意識改善で十分補える範囲です。
黒字を出すのと同じぐらい重要なことがお金を回すことです。会社はお金が回れば継続します。資金繰りも意識改善で大きく変わります。支払よりも入金のタイミングを早くする。そうなるように計画的に行動すればいい。たったそれだけのことです。意識改善し、売上、経費、資金繰りのより適切な扱いをお教えして、大切な物を守るお手伝いをするのが私の役割です。