運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
建設業や運送業は再生が難しいといわれる業種である。
再生実務家の中でもそういうふうに言われている。
それが、現場での印象だろうと思う。
机上の空論なら、、、
簡単な業種であろう。
銀行への計画書や提出書類を書くなら簡単である。
そのことが再生だという専門家もいるが・・・
再生の答えは現場にしかない。
現場に行かず、オフィスで話を聞いたところで・・・
何か再生・再建の答えが出せるのであろうか?
銀行交渉や銀行のことを知っていることだけが、経営コンサルタントの能力であろうか?
経営の経験もない、現場での資金繰りの経験もない、そんな先生が増えている。
私は・・・
現場で社長と向き合う。
そこから、100社100通りの答えを導く。。。
ふと・・・
そんなことを感じました。。。
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再生の現場ではいろんなケースに出会う。
「従業員のため・・・」
その言葉を初対面の人にかたる社長に、従業員のことを考えている社長さんに出会ったことはない。
なぜだか? 一度もない。
JC、ロータリー、ライオンズ、同友会、法人会、商工会、建設業協会、
経営者が集まるいろんな団体がある。
自己研鑽はいいことである。
しかし、そこでの地位や役職や名誉が・・・
時には企業経営の弊害になっているケースが見られる。
会社のため、社員のため、社会のため・・・
そう言いながら役職に心酔している社長さんを見かけることがある。
本当は、そんなことをやっている場合ではないのだが・・・
会社が大赤字、それでも名誉職。
借金が毎年増えていても、それでも社会貢献や地域ボランティア。
隣の会社の社長に見栄をはりながら、いつか会社は傾いていく。
経営の時間を割いてまで・・・
会社の車と経費を使ってまで・・・
今、やるべきことなのか? 考えてみなければならない。
そんな会社が存続も繁栄もしているケースは見たことがない。
会社より役職を大切にする社長の会社が再生はできない。
宗教で会社は救えない。
理念で会社は再生できない。
社長は考えなければならない。。。
冷静に自分を見つめてみなければならない。。。
何が大切なのかを???
名誉職では飯は食えない。
裸の王様の会社が繁栄をした例は、まだ見たことがない。。。
倫理や道徳や理念で・・・
飯が食えるほど、企業経営は簡単ではない。。。