運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
東京商工リサーチの資料である。
1月の四国の倒産件数は21件。
前年同月比3件増、前月比増減ゼロ。
負債総額は58億円。
前年同月は37億円(82%増)、前月は31億円(53%増)。
卸売業とサービス業が、ともに前年同月から2件の増加で5件。
建設業の倒産件数は4件と2件の減少となった。
建設業の倒産は・・・
3月、6月、7月、8月にピークを迎える。
これは例年の傾向である。
工事単価の下落、公共事業費の削減、円滑化法の厳格な査定、
いろんな要素で一段と増えていくと思われる。
高知県以外では・・・
全体の倒産件数は前年同月を上回った。
従業員が10名以下、負債総額が5億円未満、
中小零細規模の倒産に占める割合が80%以上に達している。
返済猶予の効果は大きいと思われるが、
業績の改善が見込めず、新たな資金調達ができず、
息切れのような倒産が増加をしている傾向にある。
1年の倒産件数が1万5千件以下。
円滑化法に基づくリスケ企業で、業績の改善ができていない企業が6万社。
1年の倒産件数の4倍が倒産予備軍と考えられる。
どうするのか?
政治家は? 国の役人は?
中小企業や銀行の努力ではどうにもならない。
リスケ後に支援できる企業の数は?
通常の約定弁済に戻れる企業の数は?
都市銀行で5%、地銀で7%、そんな予想も算出されている。
再生や再建ができなくても・・・
企業は倒産回避をしなければならない。
延命であっても生き延びなければならない。
自分の会社は自分で守る。
家族も従業員も社長の力量で守る。
難しい時代ではあるが・・・
かなりの・・・
覚悟は必要とされる。。。
できることは残されている。