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香川県、倒産状況 / 中小企業の社長さん、建設会社、運送会社 / 資金繰り、手形の決済、不渡りの回避 / 経営コンサルタント

2011年11月1日

コラムカテゴリ:ビジネス

TSRさんから届いた記事である。

2011年度上半期(4月~9月)の香川県の企業倒産の状況は・・・

倒産件数が48件、前年同期比で38.7%の増加。
負債総額は140億円、前年同期比で109.3%の増加。
(坂出市で大きな倒産があったため・・・)
 
業種別では、建設業が12件でトップ。
前年が6件、今年が倍の倒産件数である。

運輸業にも暗雲が出始めている。(昨年0件、今年3件)

今後の見通しは・・・

今は、「中小企業等金融円滑化法」により倒産が抑制されている。
そのおかげで、倒産の急増は避けられている。

建設会社では公共事業の減少が深刻さを増している。
去年と今年で30%の減少である。
厳しいのは当然だと思う。

この発端は・・・
民主党政権誕生時の前原国交相。
ここに、私が彼を非難・批判する理由がある。

地元の金融機関に貸出しの条件緩和の兆しは見られない。
モラトリアム法の倒産抑制効果も薄らいでいる。
銀行は来年の春以降の対応の検討を始めている。

年末には、中小企業の資金需要が高まる。
運転資金がスムーズに調達できない、息切れする中小企業も増加するであろう。

来年の春以降は・・・
驚くような倒産・破産の状況になるであろう。

このことは事実である。
過大でも誇大でもない。

このような状況下で・・・
中小企業の社長は何をするのか?
真剣に考えなければならない。

格好の悪いことはやらない。
解決をしなければならない問題は先送り。
できない理由ばかり並べて、自分は何も変わらない。

残念ながら・・・
そんな会社の未来はない。。。

今、苦しくても。。。
乗り越えなければならない波がある。
沈みそうに大きな波でも、船は沈まず波を乗り越えなければならない。

船員に指示をしても、命令をしても、
船長がリーダーシップを発揮しなければ、いつか船は迷い沈んでしまう。

痛くても、傷をおっても、
今は再生・再建に立ち向かわなければならない。。。

時間は・・・
いたずらに過ぎていく。。。

この記事を書いたプロ

網師本大地

現場第一主義を貫く中小企業再生のプロ

網師本大地(DSKプランニング)

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