運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
地方の中小の建設会社の決算書が完成するシーズンである。
経営事項審査の得点の関係で、5月、6月、7月、という決算期の会社が多くなる。
経営コンサルタントとしていろんな相談のケースで、
いろんなパターンの何十種類という決算書にお目にかかることになる。
現場の経験から・・・
5億円以下の建設会社の社長さんは決算書は読めない。
別に恥ずかしいことではない、私はいつも顧問先の社長さんにそう話す。
経営者として・・・
大切なポイントさえ掴んでいればいいのである。
経営コンサルタントとして・・・
まずは、決算書の見方やポイントをわかりやすく説明するのは・・・
多くの相談の場合、いつものことである。
どうして? こうなるのか?
税理士先生やその職員は・・・
わかっているという前提で決算書の説明をするのである。
よくあることですが・・・
「決算書って、、、 そういうことなんですか・・・」
「説明をしていただいて、たいへんよくわかりました!」
「そういうふうに解説していただいたら、私たちでも理解ができます。」
そう言って、社長さんや奥さんに感謝をされることがある。
残念な決算書として・・・
貸借対照表が、資産と負債に左右で対比に書かれていない。
これではプロには理解ができても、素人にはとってもわかりずらい。
3年間程度の実績推移表が作成されていない。
工事の雑収入が、営業利益の下に記載されている。
そうした方がいい場合も理解はしているが・・・
雑収入が上にあれば、営業利益がプラスになったのに、、、
そんな残念なケースも存在するのである。
まさしく・・・
「税金は変わらないでしょう!」・・・そんな先生である。
税務署のために事業をしているわけではない。
金融機関や取引先から見ても、営業利益がプラスかマイナスかは大きな評価の違いである。
なんでもかんでも・・・
雑費という言葉で決算書記入をしている税理士事務所。
内訳書の中に、なんでもかんでも「その他」、この記入が多い税理士事務所。
真面目に顧問先と向き合っていない証拠である。
こういう事務所の先生は、ほとんど顧問先には行かない。
決算書ができて、その時に自分の事務所で、年に1回お会いするだけの先生が大半である。
信じれないかもしれないが・・・
こんな決算書を作成する税理士事務所も存在するのである。
税務調査が税理士に仕事だと勘違いをしている先生も多く存在するのである。
士族、士業、経営コンサルタントも同じ、みんなサービス業である。
誰から¥お金をいただいているのかを考えなければならない。
¥払っている方の人に向かって、最大のサービスをしなければならない。
経営コンサルタントだって同じである。
銀行から顧客を紹介していただいても、銀行に都合のいいポチのような仕事をしてはいけない。
聞いていますか? そこの銀行OBの経営コンサルタント事務所?
お客さんから¥カネもらって、銀行にゴマするような計画書を書いている経営コンサルタント事務所さん。。。
都合が悪くなったなら、顧問先の電話に出なくなる経営コンサルタント事務所さん。。。
私も含めて・・・
サービス業である。
偉そうに社長さんや奥さんに、上から下への目線で偉そうに話すことが仕事ではない。
素人が知らない専門用語をカタカナで話すことが仕事ではない。
先生と呼ばれる職種にも・・・
素晴らしい先生はたくさんいます。
??? 不思議に感じたら・・・
いろんな税理士事務所の先生にお会いしてみればいいのである。
経営コンサルタントなんて、何社も訪問して相談をしてみればいいのである。
そうすれば・・・
きっと、「あー。この人だ!」
そう感じられる先生に出会えます。。。
税理士事務所や経営コンサルタント事務所を変更するなんて・・・
今や簡単な時代です。
税務署や銀行に目が向いている・・・
そんな税理士事務所や経営コンサルタント事務所は・・・
会社の社長や奥さんにとって、いい結果をもたらすとは思えません。
いい出会いを・・・
していただきたいと思います。