金融機関の評価　／　建設会社、運送会社　／　経営改善、経営指導　／　経営コンサルタント

経営コンサルタントをしていると顧問先と一緒に銀行交渉を行うことがよくある。
融資交渉であったり、モラトリアム法に基づくリスケ交渉であったり、さまざまである。
当然、銀行に訪問をして支店長や担当者と交渉やお願いをする。

当然、初対面の時には・・・
何様？　誰？　お前は何者？　というようは雰囲気である。

特に・・・
建設業が得意という地元四国の大手の経営コンサルタント事務所のセカンドオピニオンになると・・・
なんで？　どこの馬の骨？　にコンサルタントが替わるの？
そんな空気が漂う。。。

それも仕方がない。
某銀行出身のOBの経営コンサルタント事務所のセカンドオピニオンを・・・
その出身銀行と交渉をするのであるから・・・

特に私のように・・・
特定の弁護士さんや公認会計士さんや税理士さんからの紹介の仕事ばかりだと・・・
知名度がないために、あんた、どこの馬の骨？　そんな態度で接しられてしまう。

「経営コンサルタントもいろいろいますからね・・・」
「社長さん、よく考えてお願いされるのがいいですよ・・・」
こんなことを銀行の支店長に言われるのである。

仕方がない。。。
これから始まるのであって、結果が出たわけではない。
立派な銀行出身事務所の後始末であるから・・・

しかし、こういう言葉には燃える。

銀行にいたから、建設業や運送業を理解しているわけではない。
サラリーマンの経験があっても、経営者の苦悩の経験があるわけではない。
そんな経営コンサルタント事務所のサラリーマンに社長の心の裏が理解できる筈がない。

半年くらい経って・・・
業績の改善の兆しが見え始めた頃に・・・
コンサルタントもいろいろという発言をした支店長がクライアントさんに・・・
「前の経営コンサルタントより、今度の網師本先生がいいですね。」
「いい先生を選ばれましたね。」
「どこで探してきたんですか？」
「誰からの紹介なんですか？」
「このままいけば、御社はきっと良くなりますよ！」
「必ず、業績が改善でき、再生できますよ。」
そんなことを支店長が言ってくれ、顧問先からこっそりと報告を受ける。

やはり・・・
こういう銀行からの評価は嬉しいものである。

決して銀行にヨイショもしないしゴマもすらない。
銀行と意見の対立することもよくある。

それでも・・・
企業再建という仕事を評価していただけることは嬉しい。

大丈夫な会社だと思う時に、バンクミィーティングや銀行訪問で言うフレーズがある。
「この会社は潰れることはありません。」
「返済のピッチは少し緩やかになるかもしれませんが、十分に再生の可能性があります。」

誰からも・・・
潰れる、倒産するかも、そういう不安感を誰かが取りのぞくことが大切である。

やはり、仕事をしている限り、
経営コンサルタントをしている限り、
クライアントさんや銀行さんからの評価はありがたいものである。

また、明日から・・・
一生懸命に頑張ろうと思う。。。

ちょっと・・・
嬉しかった出来事でーす。。。


HP：DSKプランニング　「社長の家庭教師」
　　　　　http://www.dsk-p.jp/