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経営コンサルタント / 業界事情

網師本大地

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経営コンサルタントという業種についての資料に目がとまった。
業種の種類は「サービス業」になるみたいである。

弁護士さん、税理士さんと、同じということになるのであろう・・・

経営コンサルタント専業者は約5000人、
兼業を含めて約4万人と推測されている。

専業が5千人???
兼業が4万人???

多いのか少ないのか?

経営コンサルタントの需要は着実に拡大しているらしい。

その個人の専門領域と過去の実績や評価に大きな差異があり、
豊かな実務経験を積み上げたコンサルタントは評価が高い。

求められる能力は、広範な知識・分析力・指導力・プレゼ
ンテーション能力・体力など・・・

中小企業経営者にとっては心強い支援者となり得るので社会的需要は高いが、
支援を必要としている企業と厳格なコンサルタントとのマッチングは容易ではない。

こんなことが書かれていた。

経営形態・・・業歴は20年未満が多い。 半数が株式会社。

業務内容・・・教育訓練、経営戦略、経営計画、財務管理など・・・
       2次産業や3次産業の顧客が多い。

契約内容・・・顧問契約、プロジェクト一括契約、の契約形態が多い。
 
受注は、紹介(口コミ)や講習会、セミナーなどである。
大手経営コンサルタントでは、テクニック本やマニュアル本での集客も多い。

収入は、500万円から2000万円が多数を占める。
2千万円ね~??? そんな凄い人もいるんでしょうね・・・
芸能界と一緒でもらっている人はもらっているんでしょうね・・・

なかなか面白い資料である。

再生業務や現場の経営コンサルタントは少ないんでしょうね???

私の信念である。
クライアントさんから直接に費用を頂かないコンサルタントは経営コンサルタントではない。
なぜなら、仕事はお金をもらう人に向かって顔が向いてしまうからである。

商工会なら、商工会に好かれるような行動に・・・

外郭や三セクの相談員やアドバイザーを否定をしているのではない。
それはそれで世の中に役立つ仕事をすればいいのである。

しかし、クライアントさんから直接に受ける仕事もした方が良い。
なぜなら、現場の感覚や体験がないと、ナイフが錆びたのと同じで使い物にならない。

現場に行っていない人のブログや本やセミナーは、
読んでいても聞いていても現場で役に立つような臨場感が伝わってこない。

どんなに立派な横文字や数字を並べていても、
あ~? この人は現場に行っていないんだな??? 現場を知らないんだなー???
そう感じてしまうのである。

事業再生や企業再生を名のっているコンサルタントで直接のクライアントがいない。
こんな大先生は「大先生?」という名前だけであろう・・・

現場の経験がない、経営の経験がない、お金の苦労を知らない、
そんな経営コンサルタントが再生指導ができるはずがない。

本やセミナーや机上の空論で解決できるほど、
中小企業経営はそんなに簡単な代物ではない。

約5千人の経営コンサルタント・・・
どれくらいの人が顧客のためになっているんだろうか???

私も役になっているんだろうか?
もっといいアドバイスができないだろうか???

いつも悩んでしまう時がある。

間違ってはいないか?
人さまの生命と財産である、いつも緊張感が存在している。

再生には苦労や苦痛が伴う。
痛くない手術があると言っている経営コンサルタントの本には納得できない。

外科手術には痛みが伴う、内科治療には時間を要する、
精神科(カウンセリング)は現場の経験が必要になっていく。

末期のガンの緩和医療には細心の注意が必要がある。

経営コンサルタントには現場の経験が必要になる。
医療のポジションと同じである。

本やセミナーで勉強しても手術はできない。

5千人の中の素晴らしい先生と出会った時は嬉しい。
武道の剣道の間合いと同じである。
構えたら(話したら)、本物の迫力は通じてきてしまう。

まだまだ学ばなければならない。
本物と呼ばれる経営コンサルタントになるために・・・

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