運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
経営コンサルタント業界が不況である。
資金調達なんて経営コンサルタントは緊急保証制度の融資で・・・
リスケ交渉の経営コンサルタントはモラトリアム(金融円滑化法)で・・・
銀行関係の交渉を得意としていた経営コンサルタントは仕事がない。
新規のクライアントさんができないのである。
モラトリアム法で去年から今年にかけて倒産件数も大幅に減少している。
「潰れそうだ」という相談がないのだから、経営コンサルタントも受難の時代である。
このままいけば、年内に廃業もしくは倒産する経営コンサルタントが存在するであろう。
詐欺のような経営コンサルタントは消えていけばいいと思う。
志の高い、正しい経営コンサルタントだけが生き延びてほしい。
ところが・・・
現実はそうでもない。
ちょっとスタッフを抱えている経営コンサルタント会社はCMに必死である。
本を書いたり、できもしないことを言ってみたり、安価の相談会を開いたり、
過大広告もはなはだしいのが現状の経営コンサルタント会社である。
1年や2年で経営を必ず立て直すと言ったり、
原価や経費を25%削減できる方法があると言ったり、
社長の元気を必ず取り戻させると言ったり、
悲しいほどの必死の顧客獲得CMを展開している。
お願いして契約したら、どうなっていくのか?
300万も500万も・・・
いや、もっとの費用かもしれない・・・
追加や別途やオプションなんてのもあるから・・・
とっても不思議である。
相談した先生がくると思ったら・・・
20代の銀行退職組のサラリーマンがマニュアルを持って登場である。
銀行出身の人や診断士がくるなら、まだずーっとましな方である。
人生の経験もない。
経営陣にいた経験もない。
ましてや、社長の経験もない。
溺れた経験や泥の船の経験もない。
それで・・・
再生企業や困窮企業の社長の気持ちが理解できるのであろうか?
変な経営コンサルタントにはつかまらないでほしい。
経営コンサルタントが大不況の時代である。
ネットやメールやブログやありとあらゆるCMを展開している。
あまり、どこででも見かける経営コンサルタントは注意をした方がいい。
仕事があって忙しい経営コンサルタント会社はCMをほとんどしていない。
そんなことをしなくても仕事があるから・・・
正しくて、実力もあって、経験もあって、
そんな優秀な経営コンサルタント会社も多く存在する。
苦しいときに不幸な出会いは悲しい。
あまりにも悲しい・・・
正しい先生に出会ってほしい。
厳しいことを正直に言ってくれる、それが正しい先生たちである。
再生は外科手術であったりする。
痛くない手術がないのは誰でも理解ができるであろう。
私にかかったら、痛くない手術があるという経営コンサルタント会社は偽物である。
あまい、優しい言葉には注意をしてほしい。
リスクも痛さも後遺症も言ってくれるような先生が本当の本物の先生である。