経営相談　／　セカンドオピニオン　／　経営コンサルタント

先日、経営相談を受けた。

どこか大阪の経営コンサルタント会社のセカンドオピニオンである。
銀行交渉をしてもらったらしい。

円滑化法に基づき、返済猶予の手法をとったらしい。

でも、会社がうまくいかないという相談である。

事業計画書？　経営改善計画書は作成できたらしい。
でもそれだけ？？？

現場で実務をやられた経営コンサルタントの先生なら理解ができると思う。
現場をしらない、経営をしらない、経営コンサルタントの銀行交渉である。

穴だらけであった。

建設会社なのに・・・

振り出し手形も・・・
受け取り手形も・・・
銀行との交渉がされていない・・・

当然に金融機関は・・・
元金延滞のグレイな措置である。

手形の条件交渉もされていない。
することすら知らない経営コンサルタント。

現場で実践で再生をやっている先生なら？？？
そんなことは当り前でしょう？？？
そんなレベルの話である。

現場の資金繰り指導も全くできていない。
締め日や支払日の調整も・・・

給料日、現金支払日、手形の決済日、
その資金繰り調整もされていない・・・

セカンドオピニオンで聞いた相談だが・・・
現場の経験や経営の経験がないと？？？
こんな程度の銀行交渉しかできないのか？？？

これでは・・・
クライアントさんは可哀そうである。

この経営コンサルタントの先生に・・・
以前にあったことがあった。
上から目線で、いろいろ偉そうに話は自慢げにしていただいたが・・・

金融機関の交渉条件も知らない・・・
社内の実戦資金繰りも指導できていない・・・

改めて言うような話ではない。
現場の経験のある先生なら？？？
そんなことは百も承知だ！！！
本当にそんな程度の話である。

聞いた社長はガッカリしていた。
この先生を神のように？　兄のように？

その経営コンサルタントの先生からはアドバイスはなかったらしい。
その程度だから、建設業保証㈱のアドバイスもなかったらしい。

当然、特定建設業許可なんて・・・
なにのことすらわからなかったらしい。

知識には限界がある。
現場の答えを知っている仲間がいないことは悲しい。
人脈が持っている現場の正答には間違いがない。

銀行交渉時の条件も・・・
工事受注時の条件も・・・

経営事項審査の問題も・・・
特定建設業許可の更新の問題も・・・

知らずに建設業向けのコンサルタントはできない。

手形の交渉や資金繰りのアドバイスができないのなら・・・
そもそも経営コンサルタントの先生などできないであろう・・・
実戦経験があれば誰でも知っているようなテクニックなのだから・・・
そんなことも知らなかったら、経営コンサルタントの先生を名のっている意味もない。

どうしてなんであろうか？
セカンドオピニオンの話ばかりなのは？？？
私だけ？？？

人と比較をされるのは好きでない。
しかし、セカンドオピニオンが多くやってくる。

現場の経験は大切である。
実践の対応の経験は必要である。

机の上で向かいあって、机上の空論を論じても・・・
本の知識で再生を語っても・・・
経営者の失敗経験を自慢げに語っても・・・
仕方のないことである。

最近の悲しいセカンドオピニオンの話でした。