運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
町の大御所の大先生のセカンドオピニオン。
ある会社でのアドバイス。
・もう駄目です。弁護士さんのところに行きなさい。
・破産の費用は1千万円くらい必要です。
・銀行の口座を移動してきなさい。
このようなアドバイスを大先生は困窮企業でされたらしい。
診断士でコンサルタントとして3年以上も会社に関与されていたらしい。
大先生は建設会社指導のパイオニアである。
この街では・・・
3億程度の会社の破産に1千万円???
返済猶予の可能性もあるのに銀行口座の移動???
セミナーで聞いたのか? どこかの本で読んだのか?
コンサルタントとしてこんなめちゃくちゃなアドバイス・・・
倒産はしたくない、なんとかならないか?
私に相談のTELがあったのが2か月前である。
本格始動したのは最近であるが・・・
ブログを1年以上読んでいたらしいが・・・
早ければ早いほど、もっともっと手段も手法もあるのだが・・・
どこの会社も、崖っぷち、土俵際、での相談である。
大先生が3年も5年も前から経営コンサルタントとして経営の指導をしていただいておれば・・・
経営革新、助成制度、そんなアドバイスはしていただいていた様子・・・
サプリメントコンサルタント? 漢方薬コンサルタント?
そうは思いたくはないが・・・
困窮状態になってから? 弁護士さんに行くように勧めてから?
音信不通で何の連絡も無くなったらしい・・・
あ~、別件で企業存在の確認TELはあったみたい???
腹が立つ。
一番聞きたい時に、一番頼りにしたい時に、あてにならない。
3年以上前に、私に建設業再生の難しさについて語ってくれた大先生。
「君は何ができるんだ!」
「私は数多くの建設業の経営指導に関与してきた。」
そう1時間も熱く語ったあなたは・・・
困っている会社に行ってください。
社長さんに電話の一本でも入れてください。
間違っても請求はしないでください、
1~2ヶ月後に会社が存続していたら、
そーっと訪ねて行ったりしないでください。
会社はなんとかなります。
なんとかなる方向で進んでいます。
困窮状態での資金繰り計画も立てました。
社長さんも奥さんも、
「なんとかなるもんですね・・・」
「大先生の話を聞いていると絶対に駄目だと思っていました・・・」
とてもとても不思議そうであった。
まだまだ道半ばである。
やらねばならないことはたくさんある。
破産手前のような状態や困窮状態の企業の資金繰りはタイトである。
これだけは、現場で泥の船を漕いだ人間でないとできない。
月末の結果の数字がプラスでいいという話ではない。
月中いつもプラスでなければならない。
100%の確率で言える。
会計士さんであろうと、税理士さんであろうと、診断士の先生であろうと、
泥の船を漕いだことのない人に泥舟が沈まない知恵や知識はない。
実践現場の体験だけが役に立つ。
この街の大御所の大先生、ちょっと無責任ですよ。
潰れそうな会社から逃げていく、フェードアウトしていく。
それじゃー、医者ではないですよ。
サプリメントコンサルタント? ではないですか???
大先生、建設業協会や県庁でセミナーやっているんでしょう!
間違ったアドバイスはだけはしないでくださいね・・・
私は潰さない、
社長と奥さんと社員が続けたいという限りは・・・
こういうケースはやりきれない。
自信をもって間違いをする経営コンサルタント?は・・・
人の生命と財産である、その判断の責任は重いと思う。
それは感じないのであろうか???
私には理解ができない。
社長が、あきらめない、あきらめないかぎり、
私はお手伝いをしていく・・・