背中を押す、手を引っ張る　／　孤独な社長・・・

社長は孤独である。

どこかの誰かの話で・・・
社長と専務の距離や責任感は、専務とアルバイトの距離や責任感よりも、
広くて大きいものであると・・・

それほどに違う社長の重圧。

困窮会社の資金繰りの悩みなんか・・・
なかなか同業者に心をひらいて話をすることもできず、
妻にもなかなか話をすることもできず、
なにも解決をすることなく手形の決済日や支払日がやってくる。

逃げたい気もちにもなる。
けれど逃げるわけにもゆかない。

自分では理解をしている。
自分の欠点も弱さも・・・
けれど、それは外に向かっては見せることはできない。

動けない・・・
動かないといけないと思いながらも・・・

誰かに聞いてほしい。
この胸の内を・・・

誰かにわかってほしい。
今の心の中を・・・

誰かに手をひっぱってもらいたい。
誰かに背中を押してもらいたい。
少しだけでいい・・・

そんなお役に立つのも・・・
私たちの仕事だと思う。。。

中小企業の社長さんは・・・
誰かに立派な計画書を書いてもらうことだけを望んでいるわけではない。
誰かに銀行交渉をしてもらうことだけを望んでいるわけではない。

進めばいいのか？
あきらめて幕を引けばいいのか？
そんな道しるべを知りたいのだと思う。。。

話を聞く、とことん聞く、気のすむまで聞く、
それで頭の中や気持ちの整理もつくことがある。

できること、やらなければならないこと、
一つ一つに順序を決めて時間を決めて動いてみる。

急には変わらないが・・・
動けばいつか何かが変わってくる。

止まっていても、何も解決はしない。