運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
今日で今年の一年が終わる。
一年も過ぎてみれば早いものである。
年歳とともに早くなっていく。
どんな年だったのか?
倒産件数は少なかった。
金融円滑化法(モラトリアム法)の影響で返済猶予が簡単であった。
緊急保証制度によって中小企業の資金需要が簡単であった。
倒産件数の大きな割合を占める建設業者に、経済対策予算の補正予算の工事が残っていた。
どうなるのか? 来年は?
モラトリアム法は2012年まで延長されるが、そのハードルはだんだんと高くなっている。
以前のリスケ交渉のような高いハードルに近づいている。
緊急保証制度は2011年3月で終了となる。責任共有制度に戻ってしまう。
中小企業向けの融資はかなり厳しくなり、運転資金名目の融資はかなり高いハードルになると思う。
公共事業は今年度に17%ダウンした。来年の春からはさらに10%以上のダウンである。
地方の公共事業しかない地域の建設業者の経営はとんでもなく厳しいものになるであろう。
自殺者数は今年も3万人を超えた。
来年もこの数字は超えてしまうのであろう。
来年も中小企業の経営は厳しい。
仕事はない、利益は出ない、お金は借りられない、待ってもらうのも難しくなる。
政権が何かをしない限り、この状況は変化がないであろう。
できることはきっとある。
社長が変われば会社も変わる。
「中小企業は社長の器以上に大きくはならない、また、大きくはしてはならない」
来年も・・・
「あきらめない、あきらめないかぎり、それは負けではない」
なんとか今年も終わった。
お正月を迎えられる。
ゆっくりと休んでいただきたい。
疲れた体と頭に休息を与えていただきたい。
家族と友達と笑顔で正月を過ごしていただきたい。
良い年を迎えてください。。。