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四国の企業倒産 / 2010年10月度

網師本大地

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東京商工リサーチから倒産状況が公表された。

2010年10月度の四国地区の倒産状況は・・・

倒産件数は20件であり、前年同月が46件であったことや前月が24件であったことを考えると、
ここ10年間の中でも倒産件数が少ない落ちついた月だったと言えよう。
負債総額も10月としては、過去10年間で最も少なかった月となった。

倒産の沈静傾向は続いている。

特に建設業の倒産件数は全国的に減少をしている。

倒産抑制の背景は・・・
緊急保証制度と中小企業金融円滑化法の効果であろう。
業績が回復されているわけではないが、資金繰りが緩和されていることが大きな要因であろう。

四国地区内でも・・・
円滑化法(モラトリアム法)の申込件数が2万5千件に達しており、
そのうちの2万件が返済猶予を受けている状況である。

最近では・・・
円滑化法を受けていながら倒産、などというケースも見え始めている。
金融機関に、経営改善計画書の提出や、進捗状況による見直しを終えていない中小企業も多い。

年末に向けての資金需要が高まる中・・・
企業倒産の件数増加は避けられないような状況になりそうである。

補正予算の執行はいつになるのか?
地方の基幹産業である建設会社に仕事が無い状況である。
尖閣諸島だ、APECだ、TPPだ、そんな間に地方の中小企業は経営難を迎えつつある。

春まで耐えなければならない・・・

今から戦略を練り戦術を実行して、会社は生き残らなければならない。
中小企業の社長の背中にのった責任は大きい。

止まっていても・・・
固まっていても・・・
会社は何も良くはならない。。。

動かなければならない、進まなければならない、
そして、会社と従業員と家族を守らなければンらない。

また厳しい時代が・・・
すぐそこに訪れてきている。。。

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