会社分割　／　破産・廃業の相談

お盆を過ぎてからの経営相談・・・
10月になってからの廃業・破産相談・・・
本当に相談件数が増加をしてきた。

先日も1年前に相談を受けた老社長さんから、
突然に会って話を聞いてほしいということで・・・
何かと思い、お会いをすることに。。。

2年前に顧問の公認会計士さんと相談をして会社分割を実行。
グッドな新設会社とバッドな旧会社に分割を終了した様子。
当然のごとく、バッドな旧会社の経営が順調ではないという相談。

弁護士さんにも相談に行ったら、破産・廃業を勧められたらしい。

ところが・・・
公認会計士さんは会社分割の行政的な法益な手続きのみ。
弁護士さんは破産に関する法的な手続きのみ。

それは当然なのだが・・・

バッドな会社の破産をするのにも・・・
・FCの協議や協定ができていない。
・取引金融機関に重複がある。
・代表者、取締役が両社に重複関係があり
・仕入先はほとんどが重複している
・新会社の社長に担保能力・保証能力がない

残る新会社にも・・・
・新社長の経営能力の問題
・新社長の営業能力の問題
・新社長の経営意欲の問題
・旧会社の破産による被害をかける仕入れ先の問題
・従来同様に納入ができるかどうかの問題
・旧会社の従業員の引き継ぎ
・共有している事務所の問題

・新会社の風評被害
・新会社の資金繰りの問題

家族にも・・・
・連帯保証人の奥さんが事実を知らない
・限度保証の親戚も破産予定を知らない
・社内にいる親族の仲の悪さ

オイオイ！　オーイ！である。
公認会計士にも弁護士さんにも関係のないことかもしれないが・・・

1ヵ月や2ヵ月で・・・・・
私にどうにかしてほしいと言われてもね・・・
時間的に可能なことと不可能なことがある。

1年前からスタートしていたら・・・
時間的に十分に解決をできたのだが・・・

弁護士さんには問題はないだろうが・・・
会社分割の公認会計士さんには？？？
金融機関や買掛け先の問題はアドバイスをしてあげてほしかったな！！！
そんな思いがするのである。

さてさて・・・
どうなっていくのであろうか？

このままで・・・
まだ社長さんは経営を継続する決心をして、何の戦略も用意もせずに、
会社を続けていくらしいのである。。。

存続か廃業は・・・
社長だけができる決断である。

意見やアドバイスは言うが・・・
経営コンサルタンの仕事はそこまでであり、決断の権限は持ってはいない。

気にはなるが・・・
どうすることもできないのである。

奇跡のように復活や再生ができればいいが・・・
社長も内部環境も外部環境も何も変わっていない状況では、
奇跡が起きることは考えにくいとは思いますが・・・

ここ最近・・・
この種の廃業・破産の相談が増加してきた。

ストレスが増えてきた・・・

心が痛む相談は少ない方がいいですね・・・