運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
ある雑誌の記事に目がとまった。
「松下政経塾に日本を任せられるか」
そんな見出しであった。
民主党の政権が続けば・・・
松下政経塾出身総理の日もくるのであろう。
前原誠司お子ちゃま大臣以外にはチャンスがあるであろう。
樽床、野田、原口、玄葉、などなど・・・
民主党の衆議院だけで20名をこえるのだから・・・
樽床、玄葉、後輩の評価もいい、
縁の下の力持ちの存在らしい。
立派である・・・
裏方も調整も汚れ役もしない、目立つことばかり考えている国交相より、
後輩を失脚させても、自分が偉くなるためなら切り捨てるエリートお子ちゃま大臣よりは立派。
政経塾出身者には共通点がある。
よくもわるくも「行動力」、
そして意味のない自信からくる「勘違い」、
これが塾出身者の特徴だと言われている。
もうひとつは・・・
日本の国を思っている人も少ないということである。
「口先新党」の山田元区長も元は自民党都議である。
つまり、政治家になりたいから、もっと言えば国会議員になりたいからという理由が政経塾である。
だから、地盤、看板、カバンを否定する。
2世、3世を嫌いな頭でっかちエリート世間知らず国会議員が誕生するであろう。
私が前原を嫌いなのは、エリート独特の出世欲と自分への傲慢な勘違いが好きになれないのが理由である。
そのことを正直に表現すれば良いのだが、言葉を換えて国家を語り、小沢を批判して、
人気を得ようという浅はかさが人間としてどうしても好きになれない。
また、山田元区長や中田元市長のような人間もいる。
「口先新党」を立ち上げた理由を、
「(次に衆院が人気を迎える)あと3年、民主党政権が続けば日本は沈没してしまう。
そこで自分に何ができるか、と考えると、居ても立ってもいられなくなったのです。」
本当に笑ってしまう。
自民党にもいた、日本新党にもいた、新進党にもいた、
民主党にいてもメリットがないし誘ってもらえないので新党を立ち上げた人間である。
山田と中田の今回の参院選挙の結果をみたであろうか?
勘違いが生んだ頭でっかちエリートの政治生命の終焉である。
子供店長でももっと得票を取ったであろう、悲しいほどの人気のなさの投票結果であった。
山田と前原は大学のゼミの先輩と後輩である。
前原は山田を裏切ってでも、政治家として得な方に回ったのである。
それが前原の細川政権後の新党さきがけへの合流である。
これには「裏切られた」そう山田も憤慨をしたらしい。
「口だけ新党」を山田が結成するときに、前原と野田に相談をしているらしい。
「最初に俺が旗を立てておく、近いうちに一緒にやろう」
その山田の言葉に二人は、
「是非」と言ったらしい・・・
また、山田は前原に騙される。
大臣の椅子、与党の席、ここに座った二人が「口先新党」の合流するとは思えない。
溺れ死にそうな先輩が泳いでいる後輩の手を無理やりにつかもうとしているようにしか見えない。
山田&中田は終わった。
世間や世論を読めないエリートの末路というところであろう。
山田のドン・キホーテ政治家人生は終わった。
政治的には近くても、まとまりに乏しいのが、
「松下政経塾」出身者である。
松下幸之助はこの国を変えられる坂本龍馬を望んで塾を創設した。
龍馬のような根性のない志のない「勘違い」「目立ちたがり」「頭でっかち」「世間知らず」「エリート」
こんな人間たちの卒業生がスタンドプレーに走り、そして外部の人間に嫌われる。
山田と中田の選挙結果が国民の冷静な判断であったのであろう。
社会人としての経験すらないくせに、すぐに天下国家を論じたがる。
そして二言目には、明治維新を持ち出して志士たちと自分を重ね合わせてしまう。
だから、ウザい・・・・・。
この記事を書いたジャーナリストはそう評価をしていた。
前原誠司国土交通大臣だって素直に言えばいい。
国のことなんか考えていない、考えているのは自分の選挙と出世、
そのためなら人が死んでも知らん顔、山田先輩を裏切っても知らん顔、
私は自分が正義と勘違いをしていますと・・・
日本の中小建設会社のことなんか考えていない、
鹿島と清水と大林と大成がいればそれでいいと・・・
日本の物流に中小運送会社は必要ないと、
佐川とヤマトと日通がいればそれでいいと・・・
国交相の大臣の椅子の間に・・・
マスコミ受けや国民受けしそうなこと以外は
「私はやりません、やりたくない・・・」
そう本心で正直に言えばいいのである。
政経塾出身者が総理になる日もくるであろう・・・
その時は、日本はアメリカのような大統領選挙のような様子になっているのであろう。
しばらくは政局は混乱する。
政経塾出身者も政局の中にいる。
こんなことを止めて、
国民生活を! 経済を! 中小企業政策を!
そう発信していない政経塾出身者に少なからず失望を覚える。
お盆から秋にかけての・・・
多数の中小企業倒産、冷え切った国民生活、
真剣に取り組む龍馬のような政治家の誕生を望みたい・・・