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四国の倒産状況 / 2010年5月


四国の5月の倒産状況が公表された。

件数が33件で、前年同月比2件減、前月比1件増となった。
負債総額は、前年同月比、前月比、ともに大幅な減少で22億円強であった。

原因別では、販売不振がトップ。
業種別では建設業がトップで14件であった。
倒産件数の4割を建設業が占めるという構図である。

小売業の倒産も増えている。
地方の景気の悪化が原因であろう。

公共投資の効果も薄らいできている。
建設業の厳しさは、資金が夏枯れするとともに深刻になるであろう。

中小企業金融円滑化法の施行以来、返済猶予の件数はは増加していると思われる。
一定の効果はあるが、業績が不信という根本的な深刻な問題の解決策が見えない状況では、倒産を抑止する効果までは期待ができない。

公共事業が削減された建設業、
デフレの中で売り上げが落ち込む小売業やサービス業、
これから秋にかけて一段と倒産が増加すると推測される。

見込めない売り上げ、読めない資金繰り、
いろんなことが社長の脳裏をかすめていく。

眠れない夜を過ごして悩んでいても解決はしない・・・
策や案がないのであれば動いてみることである。

銀行だって鬼ではない・・・
取引先だって・・・
だれも社長の会社の倒産を望んではいない・・・

時間があれば・・・
資金繰りにだってテクニックはある。

「あきらめない、あきらめないかぎり、負けではない」
敗者だと瞬間に凍りついてしまう・・・

まだ・・・
できること、やれることは・・・
きっとある・・・

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