鳴ったり鳴らなかったりする | ピアノ | 

内田三郎

内田三郎

テーマ:修理

昨年に続き、今年も静かめなGWになりそうですが いかがお過ごしでしょうか?
みなさんそれぞれの有意義な時間の使い方ができていますように(^▽^)!


在宅時間が増えた影響なのでしょうか?
長年弾いていなかったピアノを久しぶりに弾いてみたら不具合が!?
というご依頼が増えています。
金属部品のサビによって鍵盤が動かなくなっていたピアノが多数・・・
→毎年 もしくは2~3年に一回の調律と点検をしていれば
鍵盤が動かなくなるまでのサビにはなりませんでした。
弾いてもらうのを健気に待っていたピアノがやっと弾いてもらえる!!
そう思うと修理への意気込みが上がります(>▽<)

テレワークで在宅時間が増え、冷暖房をする時間も増えたことによって
木製部品が乾燥してネジが緩んでいるピアノも多数で、
↓下記写真のようにハンマーに弦の跡が沢山ついている場合
ハンマー
ハンマーの固定が不十分になり 弦を打って硬くなったところからズレて
まだ弦に打たれていないフカフカの部分で弦を打ち
「モコモコした音になったり、いつも通りちゃんと鳴る時もある」
ということも最近増えています。

もちろん 音程を合わせるためのチューニングピンも影響を受けていて
2年調律が空いただけなのに
音程が大幅に落ち込んでいるピアノが非常に多いです(=▽=;)

ピアノは大きくて丈夫そうに見える楽器ですが
実際はとてもデリケートなので
色々なケアが必要な赤ちゃんがご自宅にいるようなものですね。

お客様の大切なピアノが
いつまでも素敵な音楽を奏で続けられるようにお手伝いが出来たら嬉しいです♪

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内田三郎
専門家

内田三郎(ピアノ調律師)

ウチダピアノ調律所

40年以上の実績と経験を持つベテラン調律師で、家庭用からコンサートホールまであらゆるピアノの調律を行う。また、調律のみならず、ピアノに関する相談に広く応じており、演奏環境をトータルでサポートできる。

内田三郎プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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