大容量のデータを高速かつ安定的にやり取りできる「ゲストアンサー光」を展開（2/3）

料亭仕込みの所作を生かし活躍。起業後は「電話1本で全てがそろう会社」を目指す

　周囲が進学する中、淺野さんは若くして社会人に。学校卒業後は姉が営む料亭に勤務し、給仕として立ち居振る舞いや言葉遣いを磨きます。

　「身に付けた所作や言葉遣いは、現在のお客さまにも一目置いていただいています。体育会系の営業担当が多い業界において、私は物静かなので珍しがられますね」

　その後はコンサルティング会社に入り、営業兼企画職として従事。顧客が金融機関に提出する書類の作成支援などを任され、活躍が認められて企画室長に昇進します。

　「経営者の体調不良もあり、『ゲストアンサー』につながるOA機器のリース会社に転職しました。結果を出せば収入が上がり、気付けばトップクラスの成績を収めていました。労働組合を立ち上げて組合長にも就任し『これ以上の経験を積むには起業しかない』と独立しました」

　OA機器のリース販売を主事業とするも、コロナ禍で審査を通らない企業が続出すると判断して光回線の事業もスタート。仕事の醍醐味は、既存客が見込み客を紹介してくれる瞬間だと話します。

　「すぐに駆け付け現場でトラブルを解決し、応対が丁寧で提案が尽きないので信頼を得ているのでしょう。『電話1本で全てがそろう会社』を目指す中で、ありがたいことに契約解除に至ったお客さまはゼロです」

　淺野さんは知人経営者の子どもの入学式に同席したり、外国人の家族を迎えた得意先のために就労ビザの取得を手伝ったりしたことも。ビジネスを超えて関係性を築いているのも大きな特長です。

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