障がい者サポーターズGolazo!様との取り組みについて

本村能満

本村能満

テーマ:コミュニケーション



当社の今期の試みとして

当社も今後は特に、SDGsやサスティナブルな取り組み、インクルーシブ活動への取組に力をいれていきたいと考えています。
能登半島地震から一年、阪神淡路大震災から30年の節目を迎えました。また東日本大震災から13年、今なお悲しい災害が続いています。
2011年3月の東日本大震災の際は、当時勤めていた会社の仙台支店に社内ボランティアで支援物資を届けさせていただき、会社や社員の自宅、街中を見てショックを受けた記憶がよみがえります。
避難生活を強いられている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

わたしも、東日本大震災をきっかけに2012年2月から約2年半宮城県仙台市でお仕事をさせていただいていました。
相澤代表とは、仙台在住時に仕事やプライベートを通じて知り合い、現在も家族ぐるみで相澤代表をはじめ多くの方々と親しく交流をさせていただいています。

仙台を離れた後も、現地の皆様と何か支援活動をできないかと常々模索をしていました。そのご縁もあって、本年度から「一般社団法人Golazo!」様との取り組みを進めさせていただくことになりました。


※写真は、Golazo!様のインクルーシブスポーツキャラバンが令和5年度「障害者の生涯学習支援活動」に係る文部科学大臣賞を受賞した際のものです。

障がい者サポーターズGolazo!様の活動


サスティナブルとは、環境や社会、経済が持続可能なことを意味する言葉です。サスティナブルな取り組みは、目先の利益やパフォーマンスを追求するのではなく、物事の長期的な影響を考えて行動することが求められます。
また、インクルーシブとは、あらゆる人々を平等に受け入れ、参加させ、尊重することを指します。
インクルーシブの考え方は、教育や社会、さまざまな分野で取り入れられています。

Golazo!様は、障がいの有無や年齢・性別・国籍等にかかわらず、様々な体験活動を実施しながら、相互理解や共生社会の実現を目指しサスティナブルな活動を実施している非営利団体です。

代表の相澤さんは、知的障がいのある子を含む3人の子どもを育てる父親でもあります。子育てを通じて特別支援学校のPTAに関わるようになってから、障がい児を育てるたくさんの保護者と会って話すなかで「障がい児の親同士のつながりをつくりたい」「子どもたちの将来が不安だ」など、様々な声を聞いてきた相澤さん。この経験や多くの人とのつながりが、活動の原点です。
相澤代表の理念は、
・障害などに関わらず、一人一人の特性に応じた指導・支援や配慮をして、全ての子どもが共に学べるようにしていく
・障害のある人とない人、さまざまな背景を持つ人が、平等に暮らし、同じ職場で働き、同じ学校で学ぶ社会を目指す こと。

障がいのある人もない人も一緒に楽しむスポーツイベント


共生社会の実現に向けて、障がいの有無や程度にかかわらず多様な人々が共にスポーツを楽しむことのできるスポーツイベントを2021年から宮城県内各地の自治体と共催にて年間10回実施。チアリーダーによるダンス体験、地元大学生が企画したレクリエーション、スクールコーチによるボール運動の3部構成のプログラム。これまでに3,000名超える親子が参加している。
また、知的障がい者サッカーチームの選手がキッズリーダーの資格を取得し、コーチとして一緒に参加。普段支援を受ける側が、サポートする側に回り、活動することで、生涯を通じてスポーツに関わるきっかけの場にもなっている。



きっかけは、特別支援学校のPTAメンバーと企画したベガルタの親子試合観戦です。一部の保護者から「うちの子は障がいでじっとしていられないし、どうせ楽しめない」「うちの子はサッカー見たこともないし、どうせ興味がない」というためらう声があがりました。ですが、子どもたちはルールがわからなくても、ゴールが決まれば大喜び。みんなで一緒に楽しめた経験が現在の活動の糸口になりました。
障がいの有無にかかわらずみんなで楽しめる企画を考えようと、知的障がい児の保護者による支援団体“Golazo”を設立。
Golazoの呼びかけにより、尚絅学院大学、知的障がい者サッカーチーム“Sendai Forza”、宮城県多賀城市、そしてJリーグクラブのベガルタ仙台が協働した産学官連携による取り組みとして2021年に「インクルーシブスポーツキャラバン」をスタートしました。
イベントの目的は大きく二つ。一つはスポーツを通して新しい仲間と出会い、保護者もともに交流を深めることで障がい者と健常者の相互理解を図り共生社会の実現を目指すこと。
もう一つは普段ボランティアを受ける側の障がい者が、運営側として活躍することで、生涯を通じてスポーツに関わるきっかけとなり、障がい児をもつ保護者の多くが抱える「将来の不安」解決の手がかりとすることです。実際にSendai Forzaの選手たちが「JFAキッズリーダー」の資格を取得し、ボランティアコーチとして参加者のサポートをしています。



2022年10月にはGolazo、尚絅学院大、ベガルタ仙台の三者にて「インクルーシブスポーツキャラバン及び相互協力連携に関する協定」を締結。
また、2023年12月にはGolazoがこの取り組みを評価され、令和5年度「障害者の生涯学習支援活動」に係る文部科学大臣表彰の奨励活動表彰を受賞。
さらにこの活動に参加したことをきっかけに、Jリーグの選手が障がい児をもつ家庭の試合招待事業やインクルーシブサッカー教室を実施するなど、多方面への広がりをみせています。



スポーツ活動に抵抗のある子供たちにも、社会参加して欲しいとの願いから『笑顔でつなぐSDGs七夕飾りプロジェクト』を実施。県内全ての特別支援学校や市民から集めた「笑顔の短冊」を仙台七夕まつりへ掲出し、人の多い街中へも積極的に出かけ、自分たちの笑顔があふれる七夕飾りに沢山の人が集まっています。
Golazoでは、その他にも、障がい児に本物の音楽を届けるコンサート活動や、居場所づくり・仲間づくりを目的としたインクルーシブサッカー教室、被災地支援を目的とした東北出身のJリーガーたちによる「東北人魂」と共催でのサッカー大会など、様々なサスティナブル活動を実施しています。


※河北新報2025年1月28日朝刊に紹介されています

まとめ


この活動の趣旨に賛同させていただいて、ブランディングやスポンサー探しのサポートさせて頂くことから参画させて頂くことと致しました。
相澤代表とのお話の中で、上場企業の担当者様でも「社会貢献や活動の支援をしたいがやり方が分からない」といった方も多く、「どうやったらパートナーとして継続的に支援していけるか」とお考えの経営者の方も多くいらっしゃると伺いました。
一緒にインクルーシブ活動の発展にご協力していただけるサステナブルパートナーを募集しています。
当社でも、Golazo!へ直接のお問い合わせでも、ぜひお気軽にご連絡ください。

【団体名】一般社団法人Golazo! 
【代表理事】 相澤 直
【所在地】 宮城県多賀城市中央2-25-3 多賀城市市民活動サポートセンターレターケースNo.12
【お問い合わせ先】info@golazo12.com
 https://www.tagasapo.org/search/shosai.php?id=94




※地元高校生向け探究学習の授業風景(河北新報2025年1月28日朝刊に紹介)

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本村能満
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