【湿気に負けない髪へ!】プロが教える湿気対策のポイント
髪のダメージが気になった時はどんな対策をしていますか?
トリートメントの時間を長く置く、トリートメントを変えてみる、シャンプーを変えてみる、最近だと高級なドライヤーを使うなど、これらを思い浮かぶ方は多いのではないでしょうか。
どれも正解ですが、それらを試したのにダメージがまだ気になるというお悩みをよく聞きます。
一体なぜでしょうか?
それはヘアケアには優先順位があり、その最も優先順位が最も高い事をしっかりやらなければ他にやった事の効果があまり出なくなってしまいます。
その最も優先順位が高く、効果的な事とは?
結論からお話しますと、「髪を洗ってお風呂から出た後、ドライヤーで完全に乾かすこと」です。
以前、その事についてのコラムも書いていますので詳しくはそちらをご覧ください。
コラムはこちら↓
艶髪への近道!ホームケアの絶対条件
「髪を洗ってお風呂から出た後、ドライヤーで完全に乾かすこと」がしっかりできたら次はヘアケアで使うものを選んでいきます。
ヘアケア剤には大きく分けて3つあります。
1、シャンプー
2、トリートメント
3、アウトバストリートメント(乾かす前につける時につけるトリートメント)
この3つが主なヘアケア剤になります。
それぞれ効果が違い
すぐに効果が実感しやすいものがトリートメントとアウトバストリートメントで
長い目で見て効果が実感しやすいものがシャンプーです。
シャンプーはすぐに効果が実感しずらい事と、本当に効果を感じれる商品が全体の数に比べて少ないです。
そのため、変えてもあまり効果がない印象を持つ方も多く、美髪のためにあまり期待されてない事もあるのですが、むしろとても大切な役割を持つシャンプーについてお話します。
まずはシャンプーの役割についてです。
シャンプーを使う時は
「頭を洗う」「髪を洗う」
と言います。
シャンプーは髪を洗うだけではなく頭、つまり「頭皮を洗う」ということの意義が大きいです。
美容室で髪を洗ってもらった時にいつもよりすっきりした感覚があると思いますが、それは頭皮をしっかり洗えてるからです。
あまり意識されずらいのですが、シャンプーが頭皮に与える影響は大きいです。
シャンプーは髪を美しくしていくために大切ですが、シャンプーは髪質にあっているという前に頭皮にあっているという事が大事です。
もし、下記のような状態の時はシャンプーがあってない事を考えてもいいかもしれません。
・かゆくなる
・フケがでやすくなる
・頭皮の臭いが強くなる
・頭皮がべたつく
・抜け毛が増える
頭皮がこのような状態であれば決して良い状態とは言えません。
頭皮はきれいな髪を生やすための土壌のようなものなので、土壌である頭皮の状態が良くないときれいな髪が生えずらくなります。
例えば、頭皮が乾燥していると生えてくる髪のキューティクルも薄くなり髪が傷つきやすい状態になりカラーの色持ちが悪くなったり、艶がなくなったり、まとまりが悪くなったり、パサついたりとまさに髪で老けた印象になってしまいます。
次は髪との相性になりますが、これはわかりずらいです。
シャンプーには「洗うための成分」と
「髪をきれいに見せるため、洗ってる時に指通りを良くする成分」があり、これが使用感としてわかりずらくなっています。
シャンプーの洗うという機能は大切ですが、過剰だとカラーや髪の潤い、トリートメント成分も洗い流してしまいます。
以前は洗浄力の強すぎるものは髪がギシギシしたりしてわかりやすいものもあったのですが、指通りを良くする成分が入ってたりもするので、シャンプーしてる時に感じる事は少ないと思います。
髪を洗ってる時はいい感じなのに、「乾かすとパサついたりまとまらない」
シャンプーを変えたばかりの時はいい感じなのに「しばらく使い続けると、仕上がりがイマイチ」
という事がおこります。
理想的なシャンプーは使い続けるうちに、まとまりやすく扱いやすくなったり、ハリコシが出たり、艶がでたりと髪の状態が良くなっていきます。
使い始めから仕上がりもいいものがありますが、髪にあってないシャンプーも最初はいい感じがしたりもするので判断しずらい事も多いのです。
実際に髪に良さそうな感じの事が書いてあっても、髪の状態がそこまで良くならないという事は良くあります。
また、パッケージに「○○○成分配合!」と書いてあったりするので、その成分が入ってると髪もいい状態になるとも言い切れないのが実情です。
保湿するためによく使われる成分、刺激が強い成分というものもあるのですが、配合バランスもいろいろなので商品コンセプトや傾向は想像できるのですが、使われてる成分だけで髪がきれいになるかを見極めるのも困難です。
今の時代は情報収集しやすいので、成分についての知識は手に入れやすいのですが
必ずしも髪にいい成分配合のシャンプーが髪が美しく、その人のヘアスタイルを生かすわけではありません。
髪を落ち着かせるシャンプーは
時にパーマが出ずらくなったり、髪のボリュームをなくしたりする事もあります。
髪にいいと言われる成分配合でも、人によってはそこまでまとまりやすくなるわけでもないのです。
シャンプー選びは髪の土台を作るために奥深く
いいシャンプーを選んだはずなのに、そこまで髪がきれいにならなかったという方も多いのです。
では、どうやってシャンプーを選ぶといいのでしょうか?
実際に僕のお店で販売するシャンプーの選び方をお伝えします。
1、情報、サンプル収集
取引のある複数の問屋に探してるシャンプーのコンセプトを伝え商品を取り寄せる。
2、テスト
髪質、使用期間によっても違うので僕と妻で一定期間使用する
と、とても地道でかける時間も長いです。
使用する時に商品コンセプトや成分も見ますが、それは参考程度で実際に使用してみての髪質の変化、使用感を最重要視します。
ここまでやるサロンはあまりないようで、ダメージに悩むお客様に商品を紹介して試していただくと、とても喜ばれます。
正直、多くのサロンでもこの方法はあまり行われておりませんし、更にサロンで働いてない方にはかなりハードルが高いです。
ですので、シャンプー探しは
「信頼できる美容師や美容室ですすめてもらう」
という、得意な人に得意な事は任せるというのが商品探しのコツになります。
市販の商品で、これはいいとオススメできるものにまだ巡り会った事はないですし、ネットでは良い物も、あまり感心できないものも入り混じりすぎてるのが信頼できるサロンをオススメする理由です。
まとめますと、シャンプーの選び方で大切な事は「頭皮」と「髪」のケアです。
一番が「頭皮」
シャンプーを変えた事で
・かゆくなる
・フケがでやすくなる
・頭皮の臭いが強くなる
・頭皮がべたつく
・抜け毛が増える
という事がないか。もし、これらに心あたりがあった場合はシャンプーを変えてみるのもひとつの方法です。
次に「髪」です。
洗う時の指通りの良さよりも、ドライヤーで乾かした後のまとまりの良さなど仕上がりをチェックしてみてください。
そして、自分の力だけで探すよりも信頼できるサロンへの相談がオススメです。
もし、相談できるサロンがない場合は僕のやってる美容室 ONE hairで無料のLINE相談もしてますので
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