紅葉始まり
朝のウォーキングのついでに寄った神社の庇。
二段垂木を始め寺社建築特有の構造仕様に宮大工の高等技術を垣間見ました。
構造力学をそのまま上手に各部材を意匠的に細工をしてみせる技と 隅木の先端近くに架る垂木は構造的には全く意味のない むしろ構造的にはぶら下がっている状態の垂木を化粧として見せる意匠。
同じ方向に等間隔で並べる平行垂木は寄棟、入母屋の出隅の垂木は構造材の意味がありません。
それでも連続する部材の優美さを見せるための化粧垂木は意匠的に重要な役割を果たしています。
受け継がれてきた寺社建築の構造と意匠の融合した美は現代建築をしのぐものがあります。