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敷地の選択

菅原晃

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HPのブログにも書きましたが自然豊かな地方でも最近は分譲地流行。
勿論 電気、上下水道のライフラインが既に整備されていることや子供の学区、生活する上に便利な施設が近いことなど分譲地は魅力溢れる敷地候補です。
予算の都合もあるのは止むを得ないのですが同じ土地費用を使いながら何故区画の中のその面積だけしか使えない敷地を選ぶのでしょうか。 
都市型住宅の典型とも言える閉鎖型のコートハウスを好むのであれば納得もします。 両隣りと密接な関係を望むことが住まうことの重要ポイントとお考えであれば それも納得。
それでも敷地以上の広さを感じられる敷地の選択・・・・・それは敷地選択の条件には入っていないのでしょうか。

鳥のように大空を舞い 分譲住宅地を鳥瞰すると何と滑稽な光景が。
何故自然や外の風景を取り込むことをしないのでしょうか。 
自然嫌い? 緑も青空も風もできれば避けたいかのように立ち並ぶ住宅。

外観の全貌が望めるのは前面道路側の一方向だけ。
あとは内部空間に「住まい」を感じることが唯一の目標になる。

敷地候補の地に立って 居間からの眺め、書斎からの眺め・・・・・・我が家が建った時の外の眺めも少しだけ想像してみてください。 「「住まいは眺めるものではなく 住まいから眺めるもの」 
朝陽や夕日が観れるだけでも少し贅沢な気分になれますよ。
窓と言う自然絵画の額縁を大いに利用できる土地探しをしてみませんか。

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菅原晃
専門家

菅原晃(一級建築士)

一級建築士事務所 設計工房SD

光と風が通り抜ける、自然エネルギーを生かした開放的な住宅を提案。ご希望の場合は敷地からご相談に応じます。十人十色の「住まい方」を中心に据えたプランニングを行います。

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