紅葉始まり
青空の無限の借景。
流れゆく雲。
青空に浮かぶ白い月。
その脇に現れた一筋の飛行機雲。
その機影は太陽の光を受けて輝きながら 瞬く間にその銀翼はトップライトの額縁から逃げていく。
その高空と南下していく小さいながらも機体の大きさから札幌発東京行きか?
機上の誰かは同じ白い月を眺めているのだろうか。
航空祭の時 同じトップライトの額縁に入り込んだブルー・インパルスの小さな機体の編隊飛行の大きな機影。
パイロットの表情もうかがえるほどの低空飛行の機影の感動。
その時とは違う大きな機体の小さな機影。
遥か高空の機影が滑るように額縁を横切る光景を眺めていると 遠い記憶の中に吸い込まれるような不思議な感覚と
機影が見えなくなると一抹の寂しさを感じる 何処までも青い空。
今日は青い動画キャンバス。
明日は何色に染まるのだろうか。



