紅葉始まり
これはいったい何もの?
地震計?
昔 手動で幾何学模様を描くおもちゃがありましたが そんな昔のおもちゃが脳裏をかすめたり。
旋盤のような形に 昔のレコード盤の作成機?
CDの試作機?
デジタル的ではないところに何やら不可思議な魅力が。
実はこれは「微分解析機」です。
あの悩ましき微分方程式を解く機械。
微分・積分というと嫌な思い出の何と多い事か。
なにせ高校・大学と使ってきた(使わざるを得なかった)微積分。
理屈も理解できず 何に使うのかも、何に役立つのかも判らず ただ試験に苦労した思いだけが残っています(苦笑)
若かりしときの疑問通り 何に使うこともなく40年も過ごしてしまいました。
この微分解析機とやら 何と約70年前のもので第二次世界大戦中 砲弾の弾道計算などに使われたもので現存するのは世界で3台しかないとか。
昨年 わが母校に保存されていたこのアナログ計算機の再生プロジェクトなるもので実演された時のもののようです。
戦後70年 70年も前にこんな計算機、作図機があったとは。
軍需により機械・科学産業は格段の発展をするといいますが せめて微分・積分の解き方より使い道の教育がもっと深ければ微積分を駆使して社会に貢献できる人材ももっと増えるんではないでしょうかね。