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菅原晃プロは青森放送が厳正なる審査をした登録専門家です

閉鎖的空間と解放的空間

菅原晃

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日常 閉鎖空間と解放空間を意識して使い分けているでしょうか。
無意識のうちに落ち着きたいときは閉鎖的なスペースに 活動的な意識がある時には解放的スペースに身を置きに行っていると思います。 そして前回も書いたようにその選択ができる空間が自宅でもあることが心地よさを感じる住まいだと思います。 
短時間のぞき見したモデルハウス、時々お邪魔する友達の家。
とても素敵な空間を演出されているリビングやダイニング。 そして個々の部屋。
住まいは見世物ではありません。勿論、モデルルームは見世物と言っても過言ではないかもしれませんが。
見世物には一瞬で目を引く演出が必要。 
勿論住まいにも演出が必要ですが それは住まう人がベースとなる空間を活用して四季折々 演出して初めて生活の中で「演出」として生きてくる。  住まいの演出は住まう人が心地良いこと、生活という長いスパンで心地よさを感じることが大切かと思います。

その心地よさとは反することも時には設計に取り入れます。
それは住宅とは違う短時間の演出、サプライズが刺激となる商業建築です。
写真は「立ち小便」を意識して作った男子用小便器です。
小便器の前は解放された中庭となっていて白玉石の敷き込んだ河原に向かって用を足す解放感を味わってもらうことを意図しています。
残念ながら自然の中に建つ建物ではなかったので やむなく屋内の中庭ですが。
中庭側から見た独立させた小便器です。 衛生上、メンテナンスを考慮して既製品の陶器ストールを使っていますが計画時はガラス板に小便を当てる透明感のある開放的な(?)小便器でした。
壁に向かって用を足すよりは 「立ちション」の解放感を少しでも味わえてもらえれば意図達成なのですが。

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菅原晃
専門家

菅原晃(一級建築士)

一級建築士事務所 設計工房SD

光と風が通り抜ける、自然エネルギーを生かした開放的な住宅を提案。ご希望の場合は敷地からご相談に応じます。十人十色の「住まい方」を中心に据えたプランニングを行います。

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