井の中の蛙 大海を知らず

限られた自分の世界に閉じこもっていると
ほかから聞こえてくるものに
耳をふさぎたくなってしまうものです。

私たちのような個人事業主、
とりわけ自由度の高い個人塾の先生方は
むかしから「一人親方」と呼ばれています。

生徒が黙っていても集まってくる頃は
他の人の助言や忠告などを聞かなくても
塾は活気に満ち溢れていました。
だから「井の中の蛙」は元気に過ごせていたのです。

しかし、いまはどうでしょうか。
今ほど、他者の声に
傾聴すべきときはないように思います。

確かに、他者の声に正解があるとは限りません。
しかし、独り善がりな主義主張は、ときとして
時代錯誤に陥りがちです。
他者が傾聴してくれる情報でなければ、
もはや価値などないに等しいのだと
自らに言い聞かせておきたいものです。

塾業界に限りませんが
常に自分を”update”させていくことこそ、
生き残る唯一の道ですね。
大きな変化でなくても、よりよく改善する
姿勢や磨いていく姿勢が肝要だと思います。