井の中の蛙 大海を知らず
2023年10月よりスタートしたマイベストプロ登録も、
まもなく3年目を迎えます。
マイベストプロへ登録しようかどうか
検討していた、ちょうどそのときに
ある悩みを抱えておりました。
それは
このあと10年、15年と塾を続けていくときに、何をブランドにして続けていくか
ということでした。
私の事業名（屋号）である
「秋田受験ゼミナール」という名前で
塾を検索する人は決して多くなく、
その名前を知ったからといって
集客につながるとは思えませんでした。
そこで、多くの個人塾の先生方が
どのように塾を継続しているのかを
詳しく分析してきたところ、
自分自身をブランドにして勝負する
という一点にたどり着きました。
塾名を知らなくても
「○○先生の塾に行ったら、ちゃんと
勉強できるよ」という紹介こそが
一番強い集客なのだと痛感しました。
自分自身のブランド化への挑戦
たしかに、私の塾講師人生を振り返ると、
起業する前は
「一関先生ご指名で指導をお願いします」
「一関先生に担当が変わったら、受講生が増えましたね」
などと言われていました。
塾の屋号に頼らず、個人事業主の一番の強みは
やはり自分自身なのだと改めて考え直し、
マイベストプロへの登録を決意いたしました。
マイベストプロ登録で変わったこと
マイベストプロへ登録した後に変わったことは
大きく二つあります。
1．情報発信、コミュニケーションの変化
これまで以上に、情報を発信するときに気を遣う
ようになりました。
・相手がどんなことで悩んでいるのか
・相手は何を変えようとしているのか
・周りの人は、そのやりとりをどうとらえるか
・同じ業界の人は、私の考えをどうとらえるか
・同じ業界の人と共有できることはどんなことか
今までも考えていたはずのことを、これまで以上に
気を付けるようになりました。無鉄砲に無意味な
情報を流すのではなく、対象に向けてできるだけ
ストレートに且つ一回のコンタクトにより注力する
ことで、コミュニケーションの穏やかさと重厚感が
同時に生まれたような気がします。
2．自分自身のブランド化
これまで以上に、自分自身を
大切にするようになりました。
・自らに過度な負担をかけない
・自分自身のメンテナンスを軽視しない
・上昇志向を維持する
・自分の気持ちが滅入る原因を断ち切る
・「無」になれる時間を確保する
こういったことを大切にするうちに
他の人をより大切にしようと思うように
なりました。
・相手の思いに傾聴し、理解する
・保護者の立場を理解した上で悩みや思いに寄り添う
・生徒の立場を理解した上で悩みや思いに寄り添う
・共感したことには、率直な感想を一言添える
・生徒が安心して通える環境づくりをする
紆余曲折ありながらも
いまは理想の教室形態に最も近づいてきています。
理想までの道のりは、まだまだ続きますが
いま振り返ってみると、
私も塾も、ずいぶん成長したように思います。
