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自分の糧になるもの

一関港

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幸いにも、皆様のおかげで
わが塾は高3生だけでなく、
中学生を中心に
ほぼ満員の状態を維持できております。
感謝しても感謝しきれないほど、
ありがたいことだと思っています。

ここまで強く思うのには理由があります。

最近、仲間の塾から聞こえてくるのは
「悲鳴」「嘆き」「諦め」ばかりなのです。
教え方の話や教材の話、
生徒の自慢話を聞く機会など
ほぼなくなってしまいましたね。


塾に通う意味ってある?


厳しい学習塾経営


ここ数年で塾生数を大きく減らしていたり
教室数を減らしている塾がたくさんあります。
県内だけでなく、全国でも同じことがいえます。

塾の運営が厳しくなり「倒産」が増加傾向にある
という話はご存じの方も多いと思います。

しかし、学習塾業界は「個人事業主」が多いので
倒産よりも「廃業」「閉業」のほうが一般的で
このペースは、コロナ禍明けから急速にアップ
しています。

「塾をたたむ」という決断に至る要因

(塾側の要因)

・後継者不在(経営譲渡の失敗などもふくむ)
・講師やスタッフの不足(人件費による経営圧迫)
・ランニングコストの急騰(収入とのアンバランス)

(社会側の要因)

・少子化による生徒減
・入試における無競争化がもたらす通塾不要論
・学校内容の習得優先で、指導よりも自習室利用を優先

(ご家庭の要因)

・教育費の支出割合低下(生活コスト優先)
・塾への送迎ができないこと
・どこが良い塾か、わからない(情報不足)

家の自室で、「勉強時間」という名のゲーム三昧に
なっていて、買い与えたテキストをせずにいる、
そういったご家庭は、もはや少数ではありません。

こういったことが当たり前の時代になると、
塾に通う生徒は減るので、塾は自然淘汰されるわけです。
通い始めようと思っても、もう塾はないかもしれないのです。

自分の糧になるものを、大切に


前述したように、塾に通わずに済ませようとするご家庭が
増えていることについて、見方を変えてみると、塾の存在
意義が問われていると読み取れるわけです。よって、

「塾に通う意味ってある?」
という声なき声に、私たちは傾聴すべきだと思っています。

ひと昔前は、塾を開けば生徒は自然と集まってきました。
近年は、少子化で生徒の奪い合いが起こっていました。

そして今は、奪い合う生徒すら集まらなくなりつつあります。
黙っていても生徒が集まる時代は、もう終わったのです。
時代の変化に乗り遅れた先生方に、
この現実が厳しくのしかかっています。

「塾に通う意味ってある?」
この答えは、各塾に通っている生徒の皆さん
だけが知っています。
通っていない方は、その必要性を感じていなかったり
必要だとわかっていても、通えていないため、
その意味をちゃんと享受していないからです。

入塾するときも、通塾しているときでも
保護者の皆さんや生徒の皆さんから
この塾に通う意味は、ちゃんと聞こえてきます。
その声を決して当たり前に思わず、
自分の糧として傾聴することが大切です。

堅調なのは「大手」

コロナ禍が明けて、いまは
メニューが多様で、設備が充実、
時代の潮流に合わせたものを取り入れ、
付加価値が多くありそうだと思える
大手のみが売り上げを伸ばしている傾向に
あるという学習塾業界。

厳しい経営環境におかれている
地域の中小学習塾は、いまなすべきことを
ちゃんと考え、実践する時期にあります。

ただでさえ少子化で継続が厳しい中において、
我々が何もせずにいれば
もはや学習塾業界自体は寿命を縮め、
自ら滅することになりかねません。

それほど価値のない業界でしょうか。

小さな学習塾の経営者である私は、
あえて声を大にして言いたい。

「今こそ、塾に通う意味がある!」

・・・この続きは、9月28日(日)に
秋季交流セミナーでお話しする予定です。

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一関港
専門家

一関港(塾講師)

秋田受験ゼミナール

得意・不得意の把握は勿論、性格や思考傾向を理解した上で生徒一人ひとりと本気で向き合っています。指導方法や指導形態の「最適解」を探り、少人数授業と1:1指導を組み合わせて指導しています。

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