ゆったりとした一軒家サロンで、顔そりやブライダルなどのレディースシェービングを提供（2/3）

37歳で専門学校に入学し、理容師免許を取得。シェービングの腕を磨き独立

　山田さんが現在の道に進んだのは、結婚を機に当時、夫の両親が営んでいた理髪店を手伝うようになったことがきっかけでした。次第に「自分も理容師として働きたい」と考えるようになり、37歳で通信制の専門学校へ。2007年に理容師免許を取得しました。

　「同級生と一回り以上も年が離れていましたが、この年齢で入学したからこそ、『少しでも多くのことを学びたい』いう意気込みも強かったです。授業では先生の言葉を一言も聞き逃すまいと必死でノートをとっていましたね」

　さらに、生理解剖学の授業で体の仕組みについて学んだことがきっかけで、筋肉の緊張などを和らげるリラクゼーションの分野にも興味を持つように。理容だけでなく、ボディケアについても自ら学び、スキルを身につけてきました。

　卒業後は理容師として働きながら、女性の施術者が少ないシェービングの腕を磨いていった山田さん。「お顔のシェービングは、これまでセルフケアで済ませていた女性がたくさんます。『自分でするのとは仕上がりが違う』と大変喜んでいただき、自信にもつながりましたね」

　そのようして実績を積み、2012年に独立開業。一軒家をそのまま使ったサロンには駐車場や自宅のようにゆっくりくつろげる個室を備え、訪れる人を温かく迎えます。

　「仕事や家事、育児に追われ、自分のことはつい後回しになってしまっている方が多くいます。たまには自分を労わり、甘やかしてあげることも大切。体の中と外から女性を元気に、そしてきれいにしたいというのが私の願いです。ぜひ当サロンで、『癒やしのひととき』を過ごしてください」

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