子どもの“自分で育つ力”を信じてあげることの大切さ
こんにちは。
名古屋市港区にあります、オリーブ歯科こども歯科クリニックです。
赤ちゃんの哺乳には、母乳と哺乳瓶がありますが、使い方によっては赤ちゃんの口の発育に影響を及ぼしてしまうことをご存知ですか?
母乳を飲むとき、赤ちゃんは舌を上あごにしっかりと押しつけることで、舌や口の筋肉が正しく発達し、自然と鼻呼吸が身につきます。
一方、哺乳瓶の乳首は母乳ほど柔らかくないため、赤ちゃんの舌が上あごに届かず、低い位置で動くことがあります。
この状態は「低位舌」と呼ばれ、口呼吸を引き起こしやすくなります。
口呼吸が習慣化すると、口の中が乾燥して唾液の働きが弱まり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
また、あごの発達が十分でなくなり、歯並びが乱れたり、顔の形が縦に伸びたりすることもあります。
さらに、口呼吸では酸素を十分に取り込めないため、睡眠の質が下がったり、集中力や学習能力が低下したりする可能性があります。
いわゆる「口腔機能発達不全」の状態です。
このような問題を防ぐために、哺乳瓶を使用する場合は、できるだけ母乳の感触に近い柔らかな乳首を選ぶことが大切です。
また、哺乳後には舌の位置を整えるための遊びやトレーニングを取り入れ、日常生活の中で鼻呼吸を促す習慣をつけることが望ましいです。
哺乳瓶の使用が必要な場合でも、正しい方法を心掛けることで、赤ちゃんの健やかな成長と口腔機能の発達をサポートできます。
当院では乳幼児のお子さんにも、口腔育成のサポートを行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。



