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鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

うちのつくり方

②-1 工事中、変更したくなるのが当たり前

日本の住宅の設計図は、平面、立面、伏図、詳細図などがありますが、部分詳細図はほとんどありません。工事許可を申請する時に必要ないためか、描かれていないのが実状です。部分詳細図とは、部材一つ一つの図面ですが、この図がないと細かいところはわかりません。構造やお金にはほとんど影響ありませんが、モノをつくるためには細部の納まりが分らないとつくれないのです。

では、設計図に部分詳細など全ての情報が描いていないのに、家ができてしまうのは、なぜでしょうか。
             
細かいところは、職人が現場で判断して、つくっているのです。今まで、住まいをつくる大工が図面を引き、教わった技術で工事してきました。大工の棟梁は細かい部分の工事は施主と相談して決め、各職人に指示し、工事を進めていたのです。つまり、職人任せだったのです。そして、今でもそれは変わらないのです。


工場で家をつくっても、一週間や10日では完成しません。しかし、工事期間中に考える時間があります。施主が工事の現場を見て気が変わる事は、私は当然だと思っています。「設計したらその通り」ではなく、工事を見てまた考えることができます。施主も職人と工事の進み具合をみて相談ながら、一緒につくるようになれば、造っている『住まい』にも更に愛着が生まれると思います。



※詳しくは、コラム「うちのつくり方」⑧~⑪へどうぞ!

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鈴木敏広
専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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