【PRESS RELEASE】在日外国人向け生活支援アプリを展開するKUROFUNEはクレディセゾンと協業し「特定技能」労働者向けにクレジットカードを提供するサービスを開始しました
クロフネ、外国人労働者向け信用保証システム開発 スルガ銀と実証
【名古屋】KUROFUNE(クロフネ、名古屋市西区、倉片稜社長)は、外国人労働者の信用保証システムの開発に乗り出す。主力の就労や生活支援で収集した信用情報を基に金融サービスを受けられる体制を構築する。国内には約172万人の外国人労働者がいるが、信用情報の少なさから口座開設やローンなどの利用が難しいという。2022年からスルガ銀行と実証実験した上で、24年をめどに金融機関向けの提供をはじめる。
スルガ銀行と業務提携し、金融商品の開発や融資審査の基準設計に乗り出した。約1万6000人の外国人労働者にネット口座を開設し、デビットカードの発行や自動貸し越しを提供する。実証実験では、就労先や生活支援サービスの利用状況など属性別でローン返済率などリスクを明らかにする。
その上で、24年をめどに金融機関向けの信用情報提供を始める。外国人向け金融サービスで参照される信用情報で2割のシェアを獲得する計画だ。
国内には約172万人の外国人労働者がいるが、「日本人と同じように金融サービスを使えない」(倉片社長)課題を持つ。母国の信用情報を参照できないため、入国してからの日が浅いと審査が難しいためだ。これを改善するのが狙い。
クロフネはベトナムやフィリピンなど東南アジアを中心に日本の就業先紹介と保険や日本語教育など生活支援サービスを手がける。金融領域に事業を広げることで、日本に就業しやすい環境を整備する方針だ。