(生前整理)認知症・・・保険が受け取れなくなる場合
遺品整理業者が使う道具とは?
今回は、作業時にお客様より、腰袋(道具入れ)を見て「そんな道具を使うんだね」と聞かれる事から、遺品整理業者がよく使う道具を紹介してゆきます。
ただ、あくまでも弊社の標準であり、分別をしない会社は、カッターだけしか持っていない業者も多いと思います。
これを参考に、皆様の遺品整理の際にお役に立てればと思っておりますが、道具をすべて揃えるのはお金もかかるため、最後に自分たちで遺品整理や生前整理をする場合の最低限の道具について記載もしてゆきます。
また、今回1つのコラムで完結したかったのですが、画像の容量を超えてしまい、後半の画像が載せられなくなったので、その2と2つに分けて掲載します。
遺品整理業者の腰道具の中身
写真は、私が実際に使っている腰道具です。
使用感が出ておりますが、お許しください。
1)カッター
一番頻度が高い道具であり、ダンボールを開く場合、ベッドマットを解体する場合、切れ目を入れて分ける際に使います。
おススメは、カッターの後方に金属の刃のようなものが付いているタイプで、これは引っかけたりして、テコの原理を応用する際に便利です。
使用の際の注意点は、歯を自分に向けて使わない事です。
また使用する際は、手袋を使いましょう。
2)ニッパー
廃家電のコードを切って、金属類と分ける場合、針金などを切る場合に使用します。
3)万能ハサミ
これもコードを切る場合や、カッターでは切り難い場合に使用しますが、主に液体や洗剤の中身を出す際に、写真の様な瓶やシャンプーの容器の取り難いフタを取る際に使用します。
また、缶詰や缶などを空ける場合、多い時はゆうに100個以上空けるので、手が痛くなる事から、この先を使って開けたりします。
4)モンキーレンチ
ボルトで絞められているコタツの足や、テーブルの足、金属棚を、トラック積載時に解体して小さくするために用います。
また、背で叩いて、ハンマーの役をさせる事もあります。
私の好みになりますが、ロブスター社製が一番良いと思っております
5)電動ドライバー
充電機能付きで、腰道具に収まるので、インパクトドライバーなどが直ぐ近くに無い時に、使用します。
しかし非力なので、少しネジを手で回して緩めてから、スイッチを押して使用することが多い道具です。
私の場合、先に付けているビットは、両側使用できるタイプで、プラスドライバーと、逆側がマイナスドライバーになっています。
6)マイナスドライバー
これは、マイナスネジに使用する事もありますが、もっぱらテコの原理で、ひっかけて外したり、長さを利用して使う際に使用します。
例えば、カレー缶の蓋に引っ掛けて外したり、瓶の中に入った湿気った砂糖・塩・味の素、コーヒーなどをこそぎ取る場合も使用します。
あとワインのコルク抜きが無い場合は、これで押してコルクを瓶の中に入れ、中身を出す場合もあります。
7)マジック
マジックは、分別する際に、搬出の人間が判るように、袋や箱に記載をする際に使用します。
また、会社に持ち帰った際も、倉庫のどこに置けばよいのか判りやすくするためにも役立ちます。
一例ですが、弊社の場合は、「古」と書いてあれば、古物つまり買取品で、会社に持ち帰る物。
「エコ」と書いてあれば、持ち帰る海外輸出のリユース品。
「布」と書いてれば。エコステーションに持ち込む古着という感じです。
8)ビットホルダー
これは電動ドライバーや、インパクトドライバーの替えの金具を収納して置く物です。
私個人は、タンス等の戸留め具に多い小さいネジ用のプラスドライバーの小さい先の物と、ベッドやパソコンデスクなどのボルトに多い六角レンチの替えを入れております。
他の社員は、ボルト用のソケットビットを付けている者も居ります。
9)スパイラルコード、セーフティーコード
これは、主に道具を無くさないようにする為に使用しています。
私個人は、カッターと、電動ドライバーにつけております。
使用頻度が高い物は、使っている最中に手を放して、置いたりするので、道具を紛失しやすいのです。
私の場合は、スパイラルコードを2本使用していますが、絡まりやすい為、1本は布でコードが覆われているタイプにして絡みを防止しています。
コラム自体の画像データ容量を超えたので、その2に続きます。(翌日に配信予定)