組織で仕事をするということ
ICT支援員は、先生をサポートしたくて学校に訪問します。
そんなICT支援員からのお願いです。
席があるとうれしいです
ICT支援員は多くても週1回程度の学校訪問です。スペースの関係上1席をずっと確保するのが難しいのはわかります。訪問した時に、ここに座っていいよ、というスペースがあると大変助かります。
時間で帰ります。ご理解ください
ほとんどのICT支援員は時給で働いています。時間になったら帰ります。先生方にしてみれば、「授業も終わって今から手がちょっとだけ空くから手伝ってほしい」という時間かもしれません。ですが、ICT支援員は、学校の勤務時間外に働けないことがほとんどなのです。このこと一つとっても働き方改革が必要だということがわかります。
やっていいことの範囲が決まっています
学校現場は、人力で頑張る、がたくさん積み重なっています。先生方がそれらを支えていることを本当にすごいと思いますし、早く何とかしなければと思います。
ICT支援員として、できるサポートは全部やりたいのが本音ですが、「仕様書」に掲載されていない内容を実施することや、運用ルールとして禁止されていることはできないのです。「頼むと全部できませんって言われる」ということがあるのは理解しています。先生方のお気持ちもわかります。ですが、やってはいけないことを実施した場合、その場その瞬間はよくても、後々結局先生方にご迷惑をおかけすることになってしまいます。ご了承ください。
学校独自の環境を習得できる環境がほしいです
これは教育委員会におねがいすることですが、先生方にもご承知おきいただきたいです。
教職員・児童生徒に発行されるアカウントを使って、様々な学校現場でしか見ない特有のアプリが活用されています。これらはほとんど一般人が買えるようになっておらず、教職員と証明できなきゃ売らない、というアプリもあります。ハードルは2つです。
- 教職員アカウントとしてICT支援員にアカウントを発行してください
- ICT支援員がアプリを使えるようにライセンスを購入してください
ご支援する際に初めて触る、というアプリでは十分にご支援できません。事前に勉強させてください。
これを読んでくださっている皆様は、もしかしたら「何を言ってるんだ」という風に思われたかもしれません。
ただ、「先生ではない大人」が学校で働く、ということに対して色々なことが定まっていないので、「何かあったら困る」から禁止・触っちゃダメというような判断を下されることや、教員は時間を問わず働いているのに定時で帰ることへの罪悪感、周囲の抵抗感などを感じることもあるということなど、解決したい問題はたくさんあるということをお伝えしたかったのです。
次回は「教育委員会におねがいしたいこと」を書こうと思っています。
よろしくお願いします。