川崎市立看護大学の小論文|書き方より大切な読む視点と内容
「傾向が変わったらどうしよう」という不安
小論文対策を始める受験生から、よくこんな相談を受けます。
「過去問で対策しても、本番で傾向が変わったら意味がないのでは?」
確かに、小論文は年度によって出題テーマや形式がガラッと変わる大学もあります。せっかく過去問を何年分も解いたのに、本番で全く違う形式が出たら……という不安は当然です。
しかし、神戸市看護大学を志望する受験生には朗報があります。
神戸市看護大学の小論文は12年間形式が変わっていない
神戸市看護大学の小論文を2014年度から2025年度まで12年分調査した結果、出題形式も出題テーマのジャンルも一貫していることがわかりました。
変わらない出題構成
神戸市看護大学の小論文は、毎年以下の構成で出題されています。
- 試験時間:90分
- 大問数:2題(問題Ⅰ・問題Ⅱ)
- 合計字数:約1,000字程度
- 配点:100点
変わらない出題テーマ
問題Ⅰと問題Ⅱでは、それぞれ異なるジャンルから出題されますが、このパターンも12年間一貫しています。
問題Ⅰ:人間論・社会論(非医療分野)
哲学、生物学、社会学など、直接的な医療テーマではない課題文が出題されます。
問題Ⅱ:医療福祉・倫理(医療分野)
訪問看護、エイジズム、生命倫理など、看護・医療に直結するテーマが出題されます。
この安定した出題パターンは、受験生にとって大きなアドバンテージです。
なぜ形式が変わらないのか
出題形式が安定している背景には、神戸市看護大学が小論文で見たい力が明確だからだと考えられます。
問題Ⅰで見られる力:論理的思考力
抽象的な概念(習慣、利他性、科学と非科学など)を読み解き、筆者の主張を正確に把握する力。そして、それを自分の言葉で説明できる力が問われます。
問題Ⅱで見られる力:倫理的判断力
医療現場で起こりうる「正解のない問い」に対して、患者の自律と尊厳を尊重しながら、自分の考えを論じる力が問われます。
つまり、「論理性」と「倫理性」という2つの軸で受験生を評価する方針が一貫しているのです。
過去問演習が最も効果的な大学
12年間形式が変わっていないということは、過去問演習がそのまま本番対策になるということです。
他大学では「3年分やれば十分」と言われることもありますが、神戸市看護大学の場合は5年分、できれば10年分以上取り組むことで、出題パターンを体に染み込ませることができます。
特に注意したいのは、近年の設問で頻出する「本文中の言葉を用いて説明しなさい」という指示です。自分の言葉で言い換えてしまうと減点対象になります。過去問演習を重ねることで、この指示への対応力も身につきます。
過去問5年分の傾向と具体的な対策方法
ここまで神戸市看護大学の小論文の安定性と、過去問演習の重要性をお伝えしてきました。
では、具体的にどのようなテーマが出題されてきたのか。問題ⅠとⅡそれぞれで何が求められているのか。そして、90分という限られた時間でどう解くべきか。
過去5年分の出題内容、設問の具体例、そして効果的な対策方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
共通テスト後から本格的に対策を始める受験生がほとんどです。形式が安定している神戸市看護大学だからこそ、過去問演習を中心に効率よく対策を進めてください。



