岐阜県立看護大学に落ちた原因とは?共テA判定でも不合格になる理由

松田勇一

松田勇一

テーマ:看護系大学・学部の小論文・面接対策

「共通テストでA判定だったのに、岐阜県立看護大学に落ちた」
「ボーダーを超えていたはずなのに不合格だった」

このような声を、岐阜県立看護大学の受験生から聞くことがあります。

実は、岐阜県立看護大学は共通テストの点数だけでは合否が決まらない大学です。河合塾の共通テストリサーチで「ボーダー以上」と判定された受験生でも、約3人に1人が不合格になっています。

その最大の理由は、面接が「段階評価」で行われること。点数ではなく段階で評価されるため、低い評価を受けると共通テストの高得点でも逆転が難しくなります。

本記事では、岐阜県立看護大学に「落ちる原因」と「落ちないための対策」を、25年以上の指導経験をもとに解説します。


岐阜県立看護大学で「共テA判定なのに落ちた」が起きる理由


2024年度入試のデータを分析すると、共通テストで河合塾のボーダーライン以上を得点した受験生のうち、合格したのは約62.5%でした。

つまり、ボーダー以上でも約3人に1人が不合格になっているのです。

共通テストボーダーの詳細や安心できる得点の目安については「岐阜県立看護大学 共通テストボーダーと出願判断の目安」をご覧ください。

さらに、ボーダーより30〜40点高い得点帯でも、半数近くが不合格になっている年度もあります。共通テストの点数だけで安心することはできません。

合格者・不合格者の得点分布の詳細は「岐阜県立看護大学の合格最低点と合格者の得点分布」をご覧ください。

二次試験の配点は低いのに大きな差がつく理由


岐阜県立看護大学の配点は、共通テスト525点に対して、二次試験(小論文)は150点です。

配点だけ見ると「共通テストで決まる」と思いがちですが、実際の合否を分析すると、二次試験で大きな差がついていることがわかります。

その理由は、二次試験の評価方法にあります。

岐阜県立看護大学の面接は「段階評価」で合否が決まる


岐阜県立看護大学の面接試験は、点数ではなく「段階評価」で行われます。

段階評価とは、A・B・C…のように評価をランク付けする方式です。100点満点の点数をつける方式とは異なり、「合格に値するかどうか」という観点で判断されます。

段階評価の怖いところは、低い段階の評価を受けると、共通テストでどれだけ高得点を取っていても挽回が難しいという点です。

たとえば、面接で「看護師としてふさわしくない」と判断されれば、共通テストでA判定相当の点数を取っていても不合格になる可能性があります。

これが、「共通テストでA判定だったのに落ちた」という現象が起きる最大の理由です。

小論文「問題Ⅰ」の回答が面接資料として使われる


岐阜県立看護大学の小論文は「問題Ⅰ」と「問題Ⅱ」の2部構成です。

このうち「問題Ⅰ」の回答は、面接試験の資料として使用されます。

つまり、小論文で書いた内容をもとに面接が行われるため、小論文の段階で「看護師としてふさわしい考え方」を示せていないと、面接でも低い評価を受けることになります。

小論文と面接は別々の試験ではなく、一連の「適性審査」として連動していると考えてください。

岐阜県立看護大学に落ちる人の共通点


では、面接で低い段階評価を受けてしまう人には、どのような特徴があるのでしょうか。指導経験から見えてきた共通点を紹介します。

看護師としての適性を疑われる回答をしている


最も多いのが、「看護師としての適性を疑われる回答」をしてしまうケースです。

看護師は患者の命を預かる仕事です。そのため、面接では「この受験生に患者を任せて大丈夫か」という視点で評価されます。

たとえば、患者への共感力が感じられない回答、責任感が伝わらない回答、チームで働く姿勢が見えない回答などは、適性を疑われる原因になります。

小論文「問題Ⅰ」と面接の回答に一貫性がない


先述のとおり、小論文「問題Ⅰ」の回答は面接資料になります。

そのため、小論文で書いた内容と面接での発言に矛盾があると、信頼性を疑われます。

「小論文には〇〇と書いていますが、本当にそう思っていますか?」と深掘りされたとき、うまく答えられなければ、「本心ではない」「取り繕っている」と判断されてしまいます。

「なぜ看護師になりたいのか」が伝わらない


看護大学の面接で最も重要なのは、「なぜ看護師になりたいのか」という志望動機です。

ありきたりな回答や、表面的な理由しか言えない受験生は、「本当に看護師になりたいのか」と疑問を持たれます。自分自身の経験や価値観に基づいた、具体的で説得力のある志望動機が必要です。

また、「何のために看護師になるのか」が明確でない受験生も疑問を持たれやすいです。
志望動機が「看護師を目指すきっかけ」が中心になってしまっている受験生は特に要注意です。

岐阜県立看護大学に落ちないための対策


岐阜県立看護大学の一般選抜前期は、共通テスト後から約1ヶ月の準備期間があります。

この期間で小論文と面接の対策をしっかり行えば、合格の可能性を大きく高めることができます。

逆に言えば、共通テストの点数だけに頼って小論文・面接対策を怠ると、A判定でも落ちるリスクがあるということです。

「問題Ⅰ」と面接の一貫性を意識した準備


小論文「問題Ⅰ」は面接資料になるため、最初から面接を意識して書く必要があります。

「この内容を面接で深掘りされたらどう答えるか」を想定しながら小論文を書き、その後の面接練習でも一貫した回答ができるように準備しましょう。

小論文の詳しい対策は「岐阜県立看護大学の小論文の傾向と対策」をご覧ください。

看護師としての適性をアピールする方法


看護師としての適性をアピールするには、以下のポイントを意識してください。

・患者への共感力:相手の立場に立って考えられることを示す
・責任感:命を預かる仕事への覚悟を伝える
・コミュニケーション力:チームで働く姿勢を示す
・学び続ける姿勢:医療の進歩に対応する意欲を見せる

これらを自分の経験に基づいて具体的に語れるように準備しておくことが大切です。

まとめ:岐阜県立看護大学は「学力+適性」で合否が決まる


岐阜県立看護大学に「落ちた」原因の多くは、共通テストの点数ではなく、面接の段階評価にあります。

この大学は、「学力」だけでなく「看護師としての適性」を重視して合否を判定しています。

共通テストでA判定を取っても油断は禁物です。小論文と面接の対策をしっかり行い、「看護師としてふさわしい人材」であることをアピールしましょう。

岐阜県立看護大学の入試についてさらに詳しく知りたい方は、アイプラスアカデミーの岐阜県立看護大学対策ページもご参照ください。

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松田勇一
専門家

松田勇一(教育アドバイザー)

大学受験・高認予備校や通信制高校での勤務を経て、大手学習塾では拠点の責任者に就任。多様な指導経験を基に現在はデジタルを活用した予備校や看護予備校を運営する他、個人塾の運営やマーケティングの支援も行う。

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