高齢の親と離れて暮らす子どもが知っておきたい生前対策
6月21日、鳴沢村主催による縁ディングノート書き方講習会を開催しました。
当日は村役場の皆様のご尽力により、約30名の方が集まり、エンディングノート(ネクステージ)を実際に手にしながら、自分らしい「終活」の一歩を踏み出しました。
参加者アンケートから見えた「終活」への関心
講座終了後のアンケートでは、
「すぐにでも書いていこうと思う」「時間があれば書こうと思う」との回答が、参加者の約9割の方からいただき、前向きな意欲を示してくださいました。
また、「よく理解できた」「理解できた」と回答した方も9割を超え、
自由記入欄には
「とてもいい話でした」
「とても良かった」
「今日はとても参考になりました」
といった温かい感想が多数寄せられました。
これは一般的な終活セミナーと比較しても非常に高い関心度・満足度であり、
「まだ早い」と答えた方は一人もいませんでした。
“自分ごと”になり始めた終活
かつて「終活」や「縁ディングノート」に対して、「自分にはまだ早い」「難しそう」と感じる方も多くいらっしゃいました。
しかし今回のように、実際にノートを手に取り、具体的な書き方や大切さを知ることで、
「これなら書けそう」「一歩踏み出したい」と自分ごととして捉え始める方が増えています。
特に印象的だったのは、参加者の年齢層が50代から80代まで幅広く、「人生の棚卸し」「家族への想い」をきちんと形にしたいという気持ちが世代を超えて高まっていることでした。
「書きたいところから」「完璧を求めなくていい」
今回の講座では、参加者の皆様が気軽に取り組めるよう、
「書きたいところから書いて大丈夫」「完璧を求めなくても良い」「わからないところは空欄のままでOK」といったアドバイスを重視しました。
縁ディングノートは、一度にすべて埋める必要はありません。思い立ったところから少しずつ、自分のペースで進めていただくことが、長く続けていくコツです。
このような声かけのおかげもあり、「書きたい!」という声が続出し、多くの方が前向きな気持ちでノートを開き始めてくださったことが、何よりの成果だったと感じています。
これからの終活支援のあり方
終活への関心は、今や特別なものではなく、誰にとっても大切な“人生の準備”として広がりつつあります。
今後も、書き方講習会や個別相談、継続フォローなど、地域の皆さま一人ひとりが「自分らしい終活」に安心して取り組める環境づくりを大切にしていきたいと考えています。
終活の第一歩は、思い立った今がチャンスです。
エンディングノートを通して、あなた自身と大切な人のこれからを一緒に考えてみませんか。
ご相談・講習会のご依頼も随時受け付けておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。





