健康寿命を活かした生前対策のすすめ

横内秀一

横内秀一

テーマ:生前対策

健康寿命とは??


12月24日に厚生労働省から最新の健康寿命が発表されましたね!

皆さん、健康寿命ってご存知でしたか??
健康寿命は、健康で日常生活に影響がない期間
のことです。

厚生労働省が2024年12月24日に発表した2022年の推計値によれば、日本人の健康寿命は男性で72.57歳、女性で75.45歳でした。一方、平均寿命は男性81.09歳、女性87.14歳となっています。

山梨県では以下のようなデータとなっています。

平均寿命(最新は令和2年の数値)
男性:81.71歳(全国順位:17位)
女性:87.94歳(全国順位:12位)  
出展:厚生労働省「令和2年都道府県別生命表」

健康寿命
男性:72.57歳(全国順位:3位)
女性:75.45歳(全国順位:4位)
出典:厚生労働省 「健康寿命の令和4年値について」


平均寿命と健康寿命の差をグラフで見てみましょう。


「出典:厚生労働省:都道府県別生命表(2022年)健康寿命の令和4年値について(2024年)』

いかがですか?

健康寿命は健康で日常生活に影響が無い期間です。
以外と短いなあと感じられた方も多いと思います。

対して、健康寿命と平均寿命の差はどうでしょうか。結構差があると感じる方が多いかもしれませんね。
そうなんです。なんと、健康寿命と平均寿命の差は男性で約8.5年、女性で約11.6年
となっているのです!

男性は約9年間、女性は約12年もの間は何らかの影響が出て、健康的に日常生活が送れないとのデータが出ているのです。

生前対策は健康寿命の期間内に取り掛かりましょう!


例えば、認知症になって判断能力が無くなってしまったら、どのような事態になってしまうのか確認しましょう。

・預金が凍結され、法定後見人に管理される
・不動産などの売買ができない
・相続分割協議は本人が参加できず、後見人を選任し相続人と後見人で協議を行わないと無効になる
・遺言書の作成ができない

など、今まで当たり前のように自分自身で出来ていたことが、法定後見人を通さないとできなくなってしまいます。
法定後見人は家庭裁判所で選任されるので、必ずしも家族が選任されるとは限りません。
その場合には、弁護士や司法書士、社会福祉士などの専門家が選任され、家族以外の後見人が財産管理などを行う事になります。

現在からご逝去後まで、4つのブロックに分けてみました。



このブロックの中で生前対策を行えるブロックは、①のみです

まとめ


健康寿命の期間はあっという間です。この期間にしっかりと準備を進めることで、ご自身の意思を尊重し、家族に安心を届けることができます。
「行動できる今こそがチャンス」ですよ!

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横内秀一
専門家

横内秀一(相続・終活アドバイザー)

シニアライフ相談サロンめーぷる富士吉田店

28年間の農協勤務で培った金融・相続・保険などの知見を元に、シニアの日常の困りごとから相続・終活についての相談をまとめて受け止め、自ら手を差し伸べるほか、支援機関や専門家につなぐ活動。

横内秀一プロは山梨日日新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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