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「自分で動きたい」という願いに応える、自費リハビリの選択肢を

「諦めないリハビリ」で“生活”を支えるプロ

洞澤啓輔

洞澤啓輔 ほらさわけいすけ
洞澤啓輔 ほらさわけいすけ

#chapter1

生活につながる目標にマンツーマンで取り組み、小さい「できた」を重ねる

 病気やケガで思うように体が動かせなくなったとき、「充実したリハビリを受けたい」と誰もが思うはずです。「晃秀の和」が運営する「若彦神経リハビリセンター」は、そのようなニーズに応え、保険適用外の自費リハビリを提供しています。

 「保険制度内で受けるリハビリには、時間や期間などに一定の制約があり、『もっとリハビリを続けたい』という声に応えることが難しい場面も少なくありません。当センターは保険外なので、一人一人の目標や希望にあわせて柔軟なプログラムを提案できます」。こう話すのは、センター長の洞澤啓輔さん。病院での勤務経験を持つ作業療法士として、利用者を支えています。

 リハビリは、作業療法士や理学療法士などの専門家がマンツーマンで、最大120分行います。同センターでは、リハビリの現場経験を5年以上積んだスタッフのみが在籍し、同じスタッフが継続して担当するのも特徴です。「同じスタッフが長く見てくれるから安心」という声も寄せられるそう。
 まずは、体の状態だけでなく、「どんな生活をしたいか」を丁寧にヒアリング。「一人でトイレに行く」「買い物に出かける」など、生活と結びついた目標を立て、実践的なメニューに取り組みます。あわせて、福祉用具の検討や自宅での動作確認も行います。

 「スモールステップで、できる体験を積み上げていくことでモチベーションアップにつなげます。自宅訪問では、トイレに行くことが目標の場合、ご自宅のトイレでの動きを実際に見て達成度を確認し、手すりなど環境づくりやご家族の介助の仕方もアドバイスします」

#chapter2

リハビリだけでなく、介護予防や老人ホーム探しのサポートも

 同センターには、30代から70代まで約50人が登録し、週1~2回利用しています。脳梗塞やパーキンソン病などの神経疾患を抱える利用者も多いそうです。ある60代の利用者は、脳梗塞を患い、車いすで退院したものの、自分で歩くことを強く希望していました。

 「最初は、週3~4回通っていただき、まずは自分で立つ、次に立ったままできることを増やす、など、日常生活の動きにつながるメニューを中心に練習。ご家族のサポートのもと、自宅でできるトレーニングもお伝えしました。1年ほどで、杖を使って自宅で歩けるようになり、ご本人のがんばりを実感しました」

 洞澤さんが大事にしているのは、本人の「やりたい気持ち」を尊重し、利用者や家族と信頼関係を築くことです。

 「『もう歩くのは難しいと言われた』などと相談に来られる利用者さんも多く、リハビリを続ける中で、『もう一度動ける希望が見えてきた』と明るい表情になる姿を見るとうれしいですね」

 リハビリだけでなく、介護予防や介護が必要になった後の支援にも取り組むため、同センター内で、デイサービスの運営や老人ホームの紹介も行っています。要支援の人が対象のデイサービスは、甲府市や笛吹市から約40人が通所。体操やストレッチなど体を動かすことをメインにしています。

 「『昨日よりできることを増やす』をコンセプトに、活動量を多くとっています。関節をくまなく動かす体操や、転倒予防を目指し立ったまま行うストレッチなど、さまざまなプログラムを提供しています」

洞澤啓輔 ほらさわけいすけ

#chapter3

病院での幅広い経験をもとに、「よくなりたい」の期待に応える

 洞澤さんは、小学生のときに、認知症や骨折などで寝たきりになった祖父を身近で見た経験が強く印象に残っていると言います。

 「デイサービスでリハビリにも通っており、いつかよくなるだろうと思っていましたが、そのまま亡くなりました。もっとできることがあったのではという思いが残り、進路を決める原点になりました」

 作業療法士の資格を取得後、回復期リハビリテーション病院で約7年勤務。小児から終末期まで、さまざまな領域に対応し、経験の幅を広げる一方、もどかしさを感じる場面も少なくありませんでした。

 「病院の入院期間は基本的に6か月の区切りがあり、トイレに行くという目標が達成できていなくても、退院することは珍しくありません。ご本人の満足のいくところまで寄り添えないことに歯がゆさを感じていました」

 当時は、県内に自費リハビリ施設がほとんどなく、先駆けて出店していたのが、運営会社の「晃秀の和」でした。偶然、代表と話す機会もあり、チャレンジしたいと考えるように。2021年に同社に入社し、「若彦神経リハビリセンター」のセンター長に就任。介護予防教室や体操教室など、行政と連携した地域での活動にも力を入れています。

 日々、「利用者の『何とかよくなりたい』という熱意を感じる」と話す洞澤さん。「今、体が思うように動かせなくても、諦めないでください。希望する生活を実現するために、できることはあります」とエールを送ります。

(取材年月:2026年8月)

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洞澤啓輔

「諦めないリハビリ」で“生活”を支えるプロ

洞澤啓輔プロ

作業療法士

株式会社晃秀の和

作業療法士・理学療法士がマンツーマンで最大120分の自費リハビリを提供。トイレや買い物、外出など「その方らしい生活」の目標を立て、実践的なプログラムを提案。福祉用具の検討や自宅での動作確認も行います。

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