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魂の授業 第42回「5年間ありがとう!〜のんちゃんから最後のメッセージ〜」

中西紀説

中西紀説

テーマ:魂の授業

こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!

私は山梨県南アルプス市で学校以外の学びの場として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。

私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって42歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子どもたちと関わってきました。

そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。

魂の授業 第42回「5年間ありがとう!〜のんちゃんから最後のメッセージ〜」



昨日は毎月恒例の「魂の授業」を開催しました!
この授業は、子どもたちに生きていく上で本当に大切なことを伝えたい。そして『生きる力』を身につけてほしい。そんな想いで始めました。学校では決して学ぶことの出来ない、心豊かに生きるために必要な智慧。それは私がこれまでの人生を通して実感したことがベースとなっています。「授業」と謳っていますが、先生と生徒という主従関係もなければ、大人と子どもという上下関係もありません。あるのは、人間対人間という対等な関係のみ。一人の人間が本気で伝えたいことを語り、一人の人間として本気でそれを聴く。考えなくていい。理解しようとしなくていい。まるでシャワーを浴びるように想いを感じてほしい。頭で考えるのではなく、心で感じる授業。お互いの心と心が共鳴し合い、魂が震えるような時間にしたいとの想いから「魂の授業」と名付けたのです。

42回目となる今回のテーマは「5年間ありがとう!〜のんちゃんから最後のメッセージ〜」
みんなのおうちは今月末をもって5年の歴史に終止符を打つことになります。一旦、閉校という形を取り、5月のGW明けから新体制となってリニューアルオープンします。よって、みんなのおうちで行う魂の授業はこれが最後。5年間の思い出をランキング形式で発表しながら、これまでの歩みを子どもたちと一緒に振り返りました。

第5位 1ケ月間の休校

実はみんなのおうちは潰れかけたことがあるのです。それは2022年3月のこと。開校からちょうど1年が経った頃です。熱い想いを持って開校したものの、当時の私は経験不足でした。知り合いが一人もいない山梨の地で、全く未経験の教育事業を行うのは困難を極め、みんなのおうちも家庭も崩壊寸前になってしまったのです。結果、1ケ月間の休校を余儀なくされることに。この最大の危機が、その後の転機になったという意味で5位にランクインされました。

第4位 奄美大島研修

続いて4位にランクインしたのは、2024年8月に実施した奄美大島研修です。現地のフリースクールとの交流を目的としたこの研修は、台風直撃というアクシデントによって大きく予定変更となりました。当初3泊4日を予定していたのが、結局は5泊6日の長旅に。一時は宿に缶詰め状態でしたが、最終的には計画していたアクティビティも全て実施。奄美大島を満喫することが出来ました。今となってはアクシデントも含め、全てが良い思い出となっています。


第3位 東京サマーランド

これは上位が当然と言える出来事でした。子どもたちが予定決めの中で企画した「東京サマーランド」行き。必要経費を計算して、それを捻出するために彼らが選んだ手段が就労でした。KEIPE株式会社さんのご協力により実際に職業体験をさせていただき、経費調達に成功した彼らは、念願のサマーランドへ行けたのです。この企画〜就労〜実現という流れを3部作にしてコラムに書いたところ、当該記事を読まれた東京サマーランドの営業部長の方がいたく感銘を受けられ、「また遊びに来て下さい」とわざわざ招待券を持参してくれたのです!おかげで2年連続サマーランドに行けた上に、その後の「おとな学」ではシーズンオフの舞台裏まで見せていただけました。この3度に亘る東京サマーランド行きは、子どもたちにとっても鮮明な思い出となっていることでしょう。


第2位 子どもたちの成長

この5年間で彼らが見せてくれた成長。第2位はこれに尽きます!学校以外の場所であっても子どもは成長出来る。本当に安心できる居場所に身を置いて心と身体が元気になれば、彼らは自ら学び始める。そんな姿を目の当たりにしました。点数で評価や比較されない世界では、こんなにも優しくて仲の良い、まるで家族のような関係になれるのですね。彼らの成長過程から実に多くのことを学ばせてもらいました。

第1位 子どもたちとの出会い

そしていよいよ第1位!それは「彼らと出会えたこと」これしかないでしょう!
5年前、福岡から山梨へ来る決断をするのは本当に勇気がいることでした。悩みに悩んだ末の決断でした。全く未知の世界へと踏み出すのは恐怖ですらありました。しかし、あれから5年が経った今となっては、あの時山梨に来ないという選択をしていたかもしれないと考えると逆に怖くなります。それくらい濃密で15年分はあろうかと思えるほどの5年間でした。山梨に来て、みんなのおうちを始めて、子どもたちと出会えたこと。これによって私の人生は鮮やかに彩られたのです。山梨に来て本当に良かった。彼らとの出会いに心から感謝しています。

こうして一つの歴史が静かに終わろうとしています。これに伴い、子どもたちは決断を迫られることになります。みんなのおうちに残るか、心學館に行くか、どちらにも行かないか、これを機に学校に戻るか。子どもたちは選択をしなければなりません。そこには不安やプレッシャーもあることでしょう。しかし、そんな時にこそ人は成長しているのです。この決断を成長の好機と捉え、どの道に進むのかを自分で考え、自分で決めてほしいと思っています。

こうして最後の授業が終わりました。
これまでの授業で子どもたちに浴びせた想いのシャワーが、彼らの幸せな人生の一助となれば幸いです。
ちなみに魂の授業は、心學館で再開します!



本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。

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中西紀説
専門家

中西紀説(フリースクールの運営)

一般社団法人ワンオブハート

発達障がいがあるわが子と自身の不登校経験から得た多くの気づきをもとに、体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営。子どもの心に寄り添って自己肯定感を育み、主体性を引き出す学びの場を提供。

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