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中西紀説プロは山梨日日新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

お金について学ぶ新プログラム「この世のしくみ」が始まりました!

中西紀説

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テーマ:みんなのおうち

こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!

私は山梨県南アルプス市で学校以外の学びの場として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。

私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって42歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子どもたちと関わってきました。

そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。

お金について学ぶ新プログラム「この世のしくみ」が始まりました!



みんなのおうちでは、お金の流れや税金の仕組みなどについて学ぶ新プログラム「この世のしくみ」という授業がスタートしました!
講師を務めるのは萩原会計事務所所長で、公認会計士・税理士の萩原祐基さん(はぎー)。はぎーと私は、経営者の勉強会で知り合い、現在は山梨志響会という経営者の集いを共に運営している仲間です。このようなご縁で、今回のプログラムがスタートすることとなりました。会計のプロとして様々な企業の監査や決算を担当してきたはぎーによる何とも贅沢な授業。子どもたちのみならず私も楽しみにこの日を迎えました。

初回となる今回のテーマは「何故、読み書き計算が必要なのか?」
いきなり核心に迫るテーマです。

世界中には学校に行きたくても通えない子どもたちが8,000万人もいるそうです。彼らは読み書き計算を学ぶことなく、コミュニケーションの手段はほぼ言語のみという状態で大人になっていく。するとどうなるのか?救援物資が届いた旨の書面を見ても意味が分からなかったり、お金を騙し取られたりして搾取されてしまうのです。だから日本では、そうならないように無償で通える義務教育制度を整え、読み書き計算を教えているのです。
「18歳で成人してからは誰も守ってくれない。自分で自分の身を守らなれけばならない。だから読み書き計算が必要なんだよ!」実社会で士業として戦っているはぎーだからこその熱いメッセージに、子どもたちも水を打ったように聴き入っていました。
「そして、義務教育制度維持の財源となっているのが税金。君たちが今この制度によって守られているように、いつかは君たちも納税して子どもたちを守る側にまわるんだよ!」という言葉で締め括られたのでした。その後は「103万円の壁とは何か?」「なぜ成人年齢が18歳に引き下げられたのか?」といった質疑応答を経て、今回は終了。

子どもたちの中には危機感を感じた子もいたようです。その意味で、狙い通りの成果が得られた授業となりました。世の中は決して平等などではなく、理不尽なこともあれば不公平だってある。格差だって広がっている。そんな「世の中の仕組み」を知って、自分で考え、疑問を持ち、自ら調べて自己決定出来る人に育ってほしい。お忙しい中、子どもたちのために時間を割いていただいたはぎーに、心から感謝申し上げます。

この授業はこれから毎月開催予定。次回は税金の仕組みについてお話していただく予定です。みんなのおうちのキャッチフレーズは「生きるを学ぶ!」まさにその言葉通りのプログラムが始まりました!

本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。

4月からの無償化に伴い、皆様からの寄付を募っています。寄付で不登校支援活動に参加しませんか?詳細は以下からご確認下さい。
無償化に伴うご支援のお願い

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中西紀説
専門家

中西紀説(フリースクールの運営)

一般社団法人ワンオブハート

発達障がいがあるわが子と自身の不登校経験から得た多くの気づきをもとに、体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営。子どもの心に寄り添って自己肯定感を育み、主体性を引き出す学びの場を提供。

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