『教育ごちゃまぜ座談会』が始まります!
こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
不登校は誤解されている
不登校は誤解されています。特に非当事者の方には、子どもの甘え・怠け・サボり、親の教育の問題。そのような印象を持たれている方が少なくありません。
しかし、それは大きな誤解です!
不登校の子も学校が安心・安全で楽しく通える場ならば、通いたいと思っています。決してサボっているわけではありません。本人も保護者も苦しんでいるのです。そもそも、現行の学校制度は、明治時代に富国強兵策の下、強い軍隊を作る目的で始められたものです。先生の言うことに従順な子、先生の話をよく聞いて指示が守れる子、静かに座って話が聞ける子が当時は求められていたのです。それから約150年が経ち社会が大きく変化した今でも、学校制度は当時のまま。子どもが学校に適応していないのではなく、学校制度が機能不全に陥っているのではないでしょうか。49万人もの子ども達が学校に通えていないという現状(不登校の子が約35万人。不登校の定義に該当しない長期欠席の子が約14万人。)がそれを物語っています。もはや「サボり」や「怠け」では説明がつかない状態にあるのです。
私は、不登校の子ども達は地域の課題や問題ではなく、希望だと思っています。彼らは本当に優しくて、賢くて、個性的。ある面で傑出した能力を秘めている天才集団。しかもあの年齢にして自分らしくいられない学校での一斉教育に「No!」と自己主張出来る子達。将来の日本を変えていくような逸材揃いなのです。そんな彼らにとって将来の先行きが不透明なこと自体が問題なのではないでしょうか。現在の日本では、子どもが大人になるための道は公教育という一本しかありません。それ故に、不登校になってしまうと道が閉ざされ、本人も保護者も不安に陥ってしまう。特に本人は閉鎖的な環境の中で自己否定感や劣等感に苛まれ、最悪な場合には自死にまで至ってしまうケースもあります。現に日本における15〜39歳までの死因のトップが自死なのです。学校という一本の道しかないが故に、将来有望な子達の芽が摘まれてしまうのは何とも惜しい限りです。
だから私は道を創っています。不登校の子ども達と未来を繋げるもう一本の道を。子どもが大人になるための道を選べる社会になることが真の不登校対策だと信じているからです。そのためにも、不登校に対する誤解を解かねばならない。決してサボりや怠けではなく、将来有望な子達であることを知ってもらわなければならない。不登校に対する社会的理解が進み、子ども達が生きやすい社会が実現するまで道を創り続けるつもりです。
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
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私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。
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